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【飲酒運転事故被害】当時小学生の娘亡くした母親 高校で「いのちの尊さ・大切さ」伝える(岩手県)



全国では、子どもたちが犠牲になる交通事故が後を絶ちません。盛岡市の高校で20日、飲酒運転の車による事故で当時7歳の娘を亡くした女性がいのちの大切さを伝えました。

大崎礼子さん
「どんなに時間がすぎても、事故のこと、亡くなった娘のことを忘れることはありません。時には昨日のことのように思い出し、悔しくなったり、悲しくなったりします」

盛岡市の杜陵高校で講演したのは、二戸市に住む大崎礼子さんです。
大崎さんは、2000年11月に飲酒運転の軽トラックが集団登校中の児童の列に突っ込み2人が死亡、6人が重軽傷を負った事故で、当時7歳だった長女・涼香さんを失いました。

こうした交通事故は全国で後を絶ちません。福岡県では19日、小学生の集団に車が突っ込み5人が病院に運ばれました。

だからこそ、大崎さんが伝える言葉には大きな意味があります。

大崎さん
「一人一人が犯罪のない社会を作っていくという気持ちを持ってくれたなら、こういう悲しい事件や事故がない未来になっていくと信じている」

男子生徒
「お酒を飲んだ後に車を運転することは絶対にしたくないし、車だけでなく自転車に乗ったときも人とぶつかったりして自分が加害者になることがあるので、絶対にそういう行為はしない」

これは、県警察本部が企画したもので、参加した生徒およそ100人は大崎さんの話に耳を傾けていました。

(05/20 18:43 テレビ岩手)

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