NNNニュース

【泣ぐわらすいねえが!】小正月行事「吉浜のスネカ」少子化で今回初めて参加者募る 来訪神が家々まわり健やかな成長祈る ユネスコ無形文化遺産(岩手県)



 岩手県大船渡市で15日、小正月行事「吉浜のスネカ」が行われました。少子化の影響で、今回初めて、広報で参加者を募集しました。

スネカ「泣ぐわらすいねえが!」

 大船渡市三陸町吉浜地区で、およそ200年前から続いている「吉浜のスネカ」。

 奇怪な面を被った来訪神「スネカ」が家々をまわり、子どもたちの健やかな成長と五穀豊穣、豊漁を祈る伝統行事で、ユネスコの無形文化遺産にも指定されています。

 ことしは、少子化の影響もあり、初めて吉浜地区以外の人にも「スネカ」を見てもらおうと広報で公募し、市内の4家族が体験しました。

こども「もう悪いことしない」
親「はじめて参加したんですけど、思ったより怖くて、表情が違って怖かったです」

 15日は、スネカ10体が地区の家々およそ300軒を回りました。関係者は今後、より幅広く参加・見学できるよう対応を考えるとともに、スネカになる後継者の育成にも力を入れて、伝統文化を後世に伝えていきたいと話しています。

(01/16 17:06 テレビ岩手)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)