■中学校で火山防災授業「岩手山の噴火から身を守る」 (岩手県)
盛岡市の中学生が、岩手山が噴火した場合に身を守るために必要なことを学びました。
盛岡市立渋民中学校で行われた22日の講義では、齋藤徳美・岩手大学名誉教授が講師をつとめ、「岩手山の噴火から身を守る」をテーマに、1年生51人が学びを深めました。
岩手山の山頂からおよそ10キロの距離にある渋民中学校は、雪が積もっている時期に岩手山が噴火した場合、時速60キロほどで流れるという「火山泥流」によって浸水する危険性があるため、避難が間に合わない緊急時には3階への避難が必要です。
また、生徒たちは火山の噴火から身を守るために「ハザードマップ」で被害の予測をしておくこと、また、気象庁の噴火警戒レベルに従って避難行動をとることなどを学びました。
生徒
「火山泥流が渋民中学校に起きたら、きょう学んだことを生かして自分の命を守るために すばやく避難できるようにしたい」
齋藤徳美名誉教授
「子どもたちからまず家庭へ、そして地域へという風に火山防災のことが広がっていけばありがたいと思っている」
生徒たちは、今後火山防災以外についても学びを深め、7月に東日本大震災の被災地・宮古市で研修を受ける予定です。
(05/22 19:18 テレビ岩手)
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