■「八幡平ドラゴンアイ」開眼間近 渋滞に注意 市と観光協会「平日に訪れてほしい」(岩手県)
八幡平の初夏の絶景「ドラゴンアイ」は、あまりの人気で去年、大渋滞が発生しました。ことしは「ある理由」から去年以上の混雑が懸念されています。その理由と、開眼間近の16日のドラゴンアイを取材してきました。
気持ちのいい青空が広がったきょうの八幡平。山頂のレストハウスからドラゴンアイまでは、雪の残る登山道をおよそ20分歩きます。
平日にも関わらず香川県からのツアー客などでにぎわっていました。
江口キャスター
「きょうのドラゴンアイは竜の目をかたどる青いリングが6割ほど溶けてはいるものの、まだウインクしているような状態です」
ことしは雪が多かったため、雪解けが去年より1週間ほど遅くなっています。ドラゴンアイは、鏡沼の雪解けの様子が、竜の目ように見えることから名付けられ、数年前から全国、そして外国人観光客の間で人気が高まっています。
兵庫県の女性
「本当に竜の目みたいに見えますね。ここまで歩いてきた甲斐がありました」
Q韓国の方々も興味持ってもらえますか?
視察に来た韓国の旅行会社の男性
「もちろん興味あります。歩いてきたけど5月中旬なのに雪がたくさん積もっているのはないですから韓国には。これをみるだけでも感激です」
7年前から毎年撮影している軽米町の男性
「軽米町から。(去年撮った写真は)こんな感じ。(すごい、きれいですね)好きなんですよ、で表情も毎年違いますから、あと7回くらいくる」
人気が高まる一方で…。
江口
「ドラゴンアイが楽しめる八幡平山頂まで続く八幡平アスピーテラインです。ことしは例年以上の混雑が懸念されています」
八幡平アスピーテラインは去年、最大で200台が停まれる「山頂レストハウスの駐車場」に入れない車が列をなし、およそ4キロに渡って、3時間待ちの渋滞が発生しました。
さらにことしは。
八幡平観光協会 海藤美香 事務局次長
「(岩手から)八幡平頂上に行く道がアスピーテラインだけになってしまったということで、とても渋滞を心配しています」
岩手県内から八幡平山頂に行くには、「アスピーテライン」と「樹海ライン」の2つの道がありますが、「樹海ライン」は去年7月の大雨による道路の陥没で「通行止め」になっているんです。
八幡平市観光協会 海藤美香 事務局次長
「なるべく平日のドラゴンアイへの観光客への誘導ということで」
八幡平市や観光協会では、週末の混雑を防ぐため、「平日に訪れてほしい」と呼びかけています。
ドラゴンアイは、竜の目の輪郭がまもなくリング状になり、見ごろを迎えますが、中央が解けて「開眼」するのは6月初旬を見込んでいます。
(05/16 18:57 テレビ岩手)
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