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【一関市官製談合事件】控訴審で被告の元一関市職員「量刑は不当」罰金刑求める  (岩手県)



一関市が発注した公共工事の入札を巡る官製談合事件の控訴審の初公判が20日、仙台高等裁判所で開かれ、2人の被告は罰金刑と入札の背景の認定を求めました。

官製談合防止法違反の罪などに問われているのは、元一関市都市整備課課長補佐の金今進被告61歳。公契約関係競売入札妨害の罪に問われているのは、市内の建設会社の元代表取締役、千葉登美夫被告73歳です。

金今被告は3年前、一関市が発注した3つの建設工事に関して千葉被告らに対し、入札に関する情報を教えて不正に落札させた罪に。千葉被告はその情報をもとに、複数の公共工事を落札した罪に問われています。

一審で、金今被告は懲役1年6か月、執行猶予3年。千葉被告は懲役10か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡されましたが、これを不服として控訴していました。

仙台高裁で行われた20日の控訴審の初公判で、金今被告は量刑が不当として罰金刑を求めました。また、千葉被告は、一審の判決では入札が談合グループによって取り仕切られている事情が詳しく認められていないとして、背景の認定などを求めました。

裁判は即日結審し、判決は6月10日に言い渡されます。

(05/20 18:46 テレビ岩手)

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