■全国へ挑むA盛岡工業高校ラグビー部 攻めのディフェンスで大舞台に挑む(岩手県)
「全国に挑む」2回目は、盛岡工業高校ラグビー部です。2年連続の大舞台を前に選手たちの士気は高まっています。成田記者が取材しました。
スクラム
「ウッシ!」
再び挑む全国の舞台…
選手泣く
「カメラの前で泣くな〜」
闘志を燃やしています。
ダッシュ
「うりゃ〜」
盛岡工業・晴澤勇天主将
「勇気や感動を与えられるような 泥臭いようなプレーをしていきたい」
ストレッチ
「1、2!」
13日、学校の敷地内にある室内練習場で汗を流していたのは、盛岡工業高校ラグビー部の選手たち。
聖地・花園で開かれる全国高校ラグビー大会に挑みます。
キックオフ
「ピー」
10月に行われた県大会の決勝戦。黒沢尻北との伝統校対決です。
前半、盛岡工業は黒沢尻北に、先制トライを奪われましたが…
スクラムハーフの齊藤紹央選手が、相手キックを体で防ぎ、そのまま持ち込んでトライ。
ゴールも決めて逆転に成功します。
その後、盛岡工業は、再びリードを許しますが、勝利への執念で試合をひっくり返します。
一進一退の攻防…
後半は粘り強いディフェンスでトライを1つも許しませんでした。
そして…
ノーサイド
「ピピー」
2点差の大接戦を制した盛岡工業が花園への切符をつかみました。
晴澤勇天主将
「いろいろな練習を重ねていくごとにこうやって良いチームに仕上がっていったので」
2年連続37回目の大舞台。
チームの持ち味は、前に出る『攻め』のディフェンスです。
低いタックルでプレッシャーをかけ、そこで生まれたチャンスを得点につなげます。
夏の合宿では、1日10キロ走って激しいディフェンスをし続けるために必要なスタミナを強化しました。
気持ちの面でも負けません。「強くなりたい」という思いが練習中に溢れだすこともあります。
「カメラの前で泣くな〜」
大弓隼人選手
「タックル入れなくて相手に負けた。タックルできなくて悔しかったです」
そんなチームの注目選手を紹介しましょう。
まずは、3年生でフォワードの佐藤羽駈選手です。
身長184センチの大きな体格ながらスピードを生かした攻撃が持ち味です。
佐藤羽駈選手
「グラウンドをたくさん走って運動量のあるプレーが得意です。自分たちより強い相手にも気持ちで負けないで、どんどん体を張ったプレーをしたいなと思っています」
そして、同じ3年生でフォワードの晴山遼選手。
力強いタックルが大きな武器です。
そのタックル、どれほどのものか体験してみました。
タックル受ける「うう〜強烈…」」
晴山遼選手
「爆発してタックルするのがとても得意なので、低いタックルを意識していきたいと思っております。相手にたくさんタックル入りチームを勝利に導きます」
チームのスローガンは「貫く」。
強い信念を胸に結束を強めています。
盛岡工業・晴澤勇天主将
「目標は花園ベスト16なんですけど、それに向かって しっかりやることを最後まで貫いたり、やり切る力を意識して、良いパフォーマンスができるように自分たちを支えてくださる皆様にしっかり感謝してプレーしてきたい」
全国高校ラグビー大会は今月27日に開幕し、盛岡工業は、翌日の初戦、宮崎代表の高鍋と戦います。
(12/15 18:46 テレビ岩手)
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