■「線状降水帯に備え」盛岡市で大雨対応訓練 去年の被害教訓に新たな初動態勢導入(岩手県)
去年8月に線状降水帯が発生し、大きな被害が出た岩手県盛岡市で20日、大雨災害にいち早く対応するための訓練が行われました。
訓練には、盛岡市の職員のほか、気象台や警察、自衛隊などからおよそ70人が参加しました。
盛岡市は、去年8月、市内の米内川が氾濫するなどして大きな被害が出た記録的な大雨の際、初動対応に時間がかかりました。
この課題を踏まえ、市は2025年から、少ない人数で素早く初動対応にあたる新しい態勢を整えました。
線状降水帯の発生で1時間に100ミリの雨が降り、市内の河川が氾濫危険水位に達したという想定で行われた20日の訓練。
参加者は、限られた人員で迅速に多くの情報を整理・共有し、避難指示や避難所の開設の判断につなげる動きを確認しました。
盛岡市 金田一正人 危機管理統括監
「盛岡市としては、的確な情報をいち早く市民に伝えることを努めていきたい」
市では、訓練の結果を今後の防災体制の見直しに生かす方針です。
(05/20 16:37 テレビ岩手)
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