NNNニュース

ホタテガイの付着は「終盤」 平均水温は「やや高め」 15日発表のホタテ採苗速報(青森県)



青森県産業技術センター水産総合研究所は15日、ホタテの採苗速報を発表しました。

▽ホタテガイラーバの出現数と大きさ
西湾平均で69個/m3、東湾平均で56個/m3と、それぞれ平年値よりかなり少ない状況です。
200μm以上のラーバの割合は、西湾平均で60.0%、東湾平均で95.4%、260μm以上の割合は西湾平均で25.4%、東湾平均で81.4%でした。

▽海況
水深15m層の5月第2半旬平均水温は、平舘ブイ、青森ブイ、東湾ブイでやや高めとなっています。

▽試験採苗器等への付着状況
■5月1〜7日(6日間)
久栗坂実験漁場が1,312個/袋、川内実験漁場が36,352個/袋

■5月7〜12日(5日間)
久栗坂実験漁場が2,400個/袋、川内実験漁場が14,976個/袋

■4月9日〜5月9日
漁業者が投入した採苗器へのホタテガイの付着数
平内町で48,640〜74,240個/袋

▽ムラサキイガイ等ラーバの出現状況
ムラサキイガイラーバの出現数は、西湾平均で131個/m3、東湾平均で183個/m3と、それぞれの平年値よりかなり少ない状況です。
キヌマトイガイラーバの出現数は、西湾平均で28個/m3、東湾平均で160個/m3と、それぞれの平年値よりかなり少ない状況です。
ヒトデのラーバは、全湾で出現していません。

▽今後の見込み
ホタテガイの付着は終盤となっています。
付着状況や間引きの有無、時期、方法については今後の情報を参考にしてください。


(05/16 11:43 青森放送)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)