■専門家がポイントを改めて解説!150年ぶり再会の「ふすま絵」の“つながり” 春の一般公開チケットはほぼ完売 青森県中泊町(青森県)
2つのふすま絵がおよそ150年ぶりに再会しました。
中泊町の宮越家が所蔵するふすま絵と一連の作品だとして注目を集めている大英博物館のふすま絵の複製品が到着し、きょう内覧会が開かれました。
宮越家の「春景花鳥図」はイギリス・大英博物館が所蔵する狩野派の「秋冬花鳥図」と一連の作品であることがわかり注目を集めています。
2つを見比べてもらうため「キヤノン」と京都文化協会が2018年に製作した「秋冬花鳥図」の高精細複製品が設置され、ふすま絵がおよそ150年ぶりに再会しました。
★宮越家 宮越寛 12代当主
「歴史の転換点に立ち会えた幸せをひしひしと感じているこのごろです」
きょうは説明会と内覧会が開かれ、関係者が150年ぶりの再会を祝ったあと、23日に始まる一般公開の展示が公開され、専門家が2つの絵がつながっているポイントを改めて解説しました。
★元京都国立博物館主任研究員 山下善也さん
「カリが2羽遠くから飛んできてだんだん大きくなって着地していくという、こういう動線ですね それから川はすごいスピードで流れていたものから、ここはスピードがなくて水が落ち着いた状態」
2つのふすま絵は春と秋に一般公開されますが、事前にチケットの購入が必要で春はほぼ完売したということです。
(05/20 20:00 青森放送)
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