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【16棟大規模火災】「廃棄物を処理する費用なかった」約7年間ドラム缶で焼却続ける 火元の製材所・当時の社長に懲役2年を求刑 青森県大鰐町(青森県)



大鰐町で16棟を焼く大規模火災を起こした罪に問われている火元の製材所の裁判が行われ、検察側は当時の社長と従業員にそれぞれ懲役2年と懲役1年6か月を求刑しました。

重過失失火などの罪に問われているのは大鰐町の新宅製材所と、当時の社長新宅弘敏被告57歳、それに当時の従業員田村保道被告59歳です。
起訴内容によりますと、新宅被告たちは去年6月、ドラム缶で木の皮を燃やし、その場を離れて木材などに燃え移らせ16棟を焼く火事を起こした罪に問われています。
きょうの初公判で2人は起訴内容を認め、廃棄物を処理する費用がなかったと述べました。
検察側はおよそ7年間にわたってドラム缶を使用し、消火用の水を用意していなかったのは重大な過失だとして、新宅被告に懲役2年、田村被告に懲役1年6か月、新宅製材所に罰金50万円を求刑しました。
弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。
判決は来月20日に言い渡されます。


(07/16 20:06 青森放送)

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