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【あれから3年】スーパーキッズはどうなった?“ジャンプロープ”で世界の頂点を目指す日本代表・佐々木寿選手 青森県八戸市(青森県)



RABがお届けするスポーツコーナーらぶスポ!今回は縄跳びを使った競技、「ジャンプロープ」の日本代表選手です。
4年前、小学生の全国大会で3位に輝いた佐々木選手は、いま新たな目標に向かって挑戦を続けていました。


ニュースレーダーが取材で佐々木寿さんを訪ねたのは3年前の小学5年生の時。

★佐々木寿さん(当時小5)
「ジャンプロープです」

今もジャンプロープに打ち込んでいると聞き、現在通っている根城中学校に取材に伺いました。
昼休みの教室には中学2年生になった佐々木さんの姿が…

佐々木さんと幼なじみのクラスメイトは…

★クラスメイト
「いつもおもしろいし、勉強や運動や行事を何事も全力で取り組む人だなと思います」
「一つ一つの行動に自信を持ってやっていて、縄跳びの影響もあると思います」

この日の放課後に向かったのは、南部町にある母親の実家です。



佐々木さんは近所の人に迷惑がかからないようにと、いつもここで練習しています。
ここ3年で身長は15センチ伸び体力もつけてきた佐々木さん。
去年7月に開催されたアジア大会団体戦のジュニア部門では総合1位に輝きました。



3年前、30秒間のはしり跳びで右足のついた回数を競う「スピード」競技は84回でしたが、現在はどれぐらい出来るのでしょうか?

★佐々木寿選手
「いきます!」

記録はなんと101回!
3年前より17回も多く跳んでいました。



★青森放送 濱野壱清アナウンサー
「これはワイヤーなんですか?」

★佐々木寿選手
「はい、これはワイヤーロープっていう縄跳びで、普通の縄跳びより細くて、重みもあるので、低い姿勢になっても速く回すことができます」



現在は世界のライバルたちと戦う佐々木選手。
去年出場したアジア大会でも刺激を受けました。

★佐々木寿選手
「日本にはいないすごい選手たちがたくさんいて、僕ももっと頑張らないとなと思いましたし、日本でやっていると思いつかないような演技をやっていて、僕もそういうのをやってみたいなと思いました」

縄跳び競技には音楽に合わせて技や表現を競う「フリー」という種目も。
技の難易度と構成力や表現力といった芸術点で評価されます。

★佐々木寿 選手
「難しい技で何回やってもできない、そうすると、楽しくなってきちゃって」
「もしできてもその技からつながるたくさんの技があって そこも楽しいところですね」



暇さえあれば練習に励む佐々木さん。
母親の菜津子さんも成長を感じています。

★母・菜津子さん
「前だと1回失敗してしまうと、もう取りかかれなかったりすることがありましたが、今は自分でスケジュールを決めて練習に励んでいるので、成長したなと思います」

応援してくれる家族に佐々木さんは…

★佐々木寿選手
「僕も1人で練習できるわけではないので」
「お母さんに送ってもらったりして、その時間でも(競技用の)音を聴きながら演技を考えられるので、家族のあたたかさを感じます」

今後、世界のライバル達に勝つためには…

★佐々木寿選手
「初速、最初の10秒の速さをあと1、2回くらい伸ばして、すると最後のスピードもそれに応じて上がってくるので、最初のスピードを上げるのが大事かなと思っています」

世界の頂点をめざして、佐々木選手はこれからも成長を加速し続けます。


(05/20 20:12 青森放送)

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