■「諦めなければ…」特産の“ぶどう4万本”にも被害が!大雪で乗り越えて園地再生に取り組む農家は… 青森県鶴田町 (青森県)
ぶどうの栽培が盛んな鶴田町では、多くの園地で支柱が壊れるなど、この冬の大雪被害に見舞われました。
農家たちは園地の再生に取り組んでいます。
鶴田町境にある奈良正治さんのスチューベンの園地では、多いときで180センチほど雪が積もりました。
★ぶどう農家 奈良正治 さん
「『かんざし』っていうんだけど、横の腕木これとか番線は、ほとんどいったりしてけっこう日数が」
支柱に取り付けた腕木が折れたほか、枝を固定するワイヤーが破損するなど、園内にある300本の支柱の約半分が被害を受け、修復にかなりの時間がかかったと言います。
県によりますと鶴田町内では、この冬の大雪で42,436本のぶどうの木に影響がありました。
町内の別の園地、須郷貞次郎さんの園地です。
大雪によって雨よけのビニールが潰れ、支柱もほとんどが倒壊。
ぶどうの木も巻き込まれて、大きく傾いてしまいました。
須郷さんは現在も、園地の修復作業に追われています。
★ぶどう農家 須郷貞次郎さん
「ぶどうってくねくね曲がるから、曲がってもこう完全に折れない限りは生きてるから、やる本人が諦めなければぶどうはなる」
大雪がまた降っても被害が少ないように、ぶどうがなる枝をこれまでの高さ130センチから20センチほど上げて、固定する修復作業を行っているということです。
鶴田町は、被害を受けた農家に設備の買い換えに必要な金額の3割の支援金を交付しています。
(05/21 19:58 青森放送)
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