■40歳代男性が株取引詐欺で“6,042万円”被害 AIが株取引するアプリで利益が出るも「出金するためにはサービス料を支払う必要がある」と言われ送金(青森県)
野辺地警察署によりますと、ことし1月下旬、青森県内に居住する40歳代の男性は、株取引に興味があり、SNS「X」で株投資の投稿をしている者にダイレクトメッセージを送ったところ、LINEアカウント「黒沢のりえ」を紹介されて、LINEグループ「NEW-APU」に誘導され、株取引の情報を得るなどのやり取りをするようになりました。
その後、男性は黒沢から、AIが自動的に株取引アプリ「HT-HSL」やLINEアカウント「HTHSL-カスタマーマネージャー」を紹介されたため、3月2日、投資原資として、カスタマーマネージャーから指定された大手金融機関の個人名義口座に、自宅からネットバンキングで30万円を振り込みました。
するとアプリ上で利益が出たことから、男性は更に利益を得るため、3月3日から4月7日までの間8回にわたり、投資原資として、指定された大手金融機関の個人及び法人名義口座に、自宅等からネットバンキングで合計2,789万8,100円を振り込みました。
その後、男性が利益の出金を依頼したところ、カスタマーマネージャーからLINEメッセージで、
・出金するためにはサービス料を支払う必要がある。
・利益を送金するためには保証金が必要だが、後日返金される。
などと言われ、4月11日から5月2日までの間5回にわたり、サービス料や保証金として、指定された大手金融機関の個人名義口座に、自宅等からネットバンキングで合計3,222万6,598円を振り込みました。
しかし、一向に利益を出金できず、保証金も返金されないことから男性は、不安に感じて警察署へ相談し、被害に気付いたということです。
警察は投資話において「必ず儲かる」などと話し、投資を勧めてくる場合は詐欺の可能性があるとして注意を呼びかけています。
(05/20 14:02 青森放送)
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