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畑にシカが!“雪害より深刻”と言われる食害からりんご園を守るため「囲いわな」を県内初導入 捕獲駆除などを行う実施隊も始動 青森県黒石市(青森県)



黒石市の山あいの畑で今月ニホンジカの目撃が相次いでいます。
市はりんご園での食害も発生していることから新しく「囲いわな」を設置して、被害の拡大を防ぐ方針です。

こちらは今月、黒石市の農園で農家が撮影したニホンジカ3頭の群れの映像です。
また市内の別の農園近くでもニホンジカ3頭の群れが確認されました。

黒石市のりんご園では、ことしニホンジカによる食害が4件発生しています。
皮がはがれてしまうと水や養分が行き渡らず枯れてしまうため、雪害よりも深刻だと言われています。
市はニホンジカなどによる農作物被害を防止するため、捕獲駆除などを行う実施隊16人に辞令を交付しました。
食害対策としてたてよこ4メートル、高さ2.4メートルのシカ用の「囲いわな」を、県内で初めて2基導入する方針です。

★黒石市農林部 佐藤久貴部長
「(ニホンジカが)定着していくとまたほかの園地ほかの園地と被害が広がりますのでそういうことを防ぎたいと思いますので定着することに懸念している」

「囲いわな」は早ければ来月にも、シカの食害にあったりんご園の近くに設置される予定です。


(05/22 19:56 青森放送)

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