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1票が『政権選択』並みの重みを持つ選挙…あふれる情報のなか「心がけるべきはまず複数の情報にあたる」【2025参議院選挙・青森】(青森県)



参議院選挙は17日間の選挙戦があすで終わり、あさってが投票日です。
最後の特集は終盤の訴えと選挙の意義です。

自民党の現職 滝沢求さんは、国の根幹をなすエネルギーや安全保障政策に取り組んできた実績を強調し、地方創生を訴えています。

★自民 現 滝沢求候補
「青森県の地方創生を 若者たちが希望の持てるこの地域づくり青森県づくりを皆様方とともに作り上げていきたい」
「この青森県をどの候補がしっかりと前に進めることができるのか。それができるのは今まで12年間培った経験や実績を持っているこの滝沢求だと思います どうか勝たせてください」

立憲民主党の新人 福士珠美さんは、政府の物価高対策を批判し、暮らしを守るには政治の転換が必要と訴えています。

★立憲 新 福士珠美候補
「皆様の暮らしをしっかりと物価高から守り抜くということで、まずは食料品消費税ゼロ、そしてガソリン税の暫定税率ゼロ、これをぜひとも実現させたい」
「この変わらない政治ここから変えていきましょうよ 根底から覆しましょうよ 皆さんの力を結集してください この青森から政権交代の大きな風を吹かせましょう」

参政党の新人 加藤勉さんは、減税と社会保険料の削減で手取りを増やし、日本を豊かにすると訴えています。

★参政 新 加藤勉候補
「物価はどんどん上がるのに税金もどんどん上がる。打開しなければいけない。まずは国民負担率を35%に下げる」
「海外にばらまいて、我々は日本人のために使ってもらうために税金を払っている 半分も稼いだ分の」
「今の世の中、今の政府に少しでも不満がある人、今がチャンス 今回が最後のチャンスかもしれない」

共産党の新人 荻野優子さんは、消費税の廃止をめざし5%に減税することが物価高対策には有効で、政治を変えようと訴えています。

★共産 新 荻野優子候補
「消費税を5%にすることで1世帯あたり年間12万円の減税効果インボイスも廃止できます。そして財源はこれまで下げられてきた法人税など、大企業優遇の政治を変えれば実現できるんです」
「声を上げれば社会は変わるし変えられる。これが私のスローガンです。日本共産党と一緒に政治を変えよう社会を変えよう」

政治団体NHK党の新人 佐々木晃さんは、街頭演説はせずSNSなどで支持を訴えています。

今回の選挙は衆議院で少数となった与党が参議院で過半数を維持できるかが最大の焦点です。
県民は…

★有権者
「物価の高騰とか消費税の問題とか、自身で実感することによって、行った方が良いのかなと思うようになって」
「物価が上がるのは仕方がないとして、給料が上がる方が大事だと思います」
「消費税ばかり争点になっているが、良いことを言っても財源がなければ成り立たないのでね」

選挙戦では各政党や団体がSNSでの情報発信にも力を入れています。
あふれる情報の中で、有権者がどのように対応すればよいのかも問われています。

★弘前大学教育学部 蒔田純准教授
「最終的にはメディア・リテラシー。1人ひとりの情報を見る目にかかってくる」
「有権者が心がけるべきはまず複数の情報にあたる。慎重に慎重に判断をした上でうのみにするのではなく、最終的に判断するのは自分である、そういう意識を持つことで、情報はあくまで参考。判断するのは自分と」

3年前の県内の投票率は49.49%にとどまっています。
投票日は異例の3連休中日で、投票率も焦点です。

★弘前大学教育学部 蒔田純准教授
「今回は政権交代に準ずるような可能性を持つ参議院選挙。民主主義というのは我々社会に生きる1人ひとりがつくりあげるもの。特に今回に関しては、もしかしたら政権が変わるかもしれない、未来が変わるかもしれない、そういう重要な意義を持っている。そのことを認識をいただいて、ぜひ投票所に足を運んでいただければ」

1票が政権選択並みの重みを持つ参議院選挙は、あさって投票が行われます。


(07/18 19:19 青森放送)

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