■【りんご】苗木15万本が“不足”する!?大雪による被害は青森県全体の「約3割」と判明 販売額への影響は52億円か 青森県(青森県)
大雪によるりんごの被害は、県全体の栽培面積のおよそ3割にあたり、植え替えに必要な苗木が15万本ほど不足していることがわかりました。
これは県議会の農林水産委員会で、自民党の三橋議員の質問に県が答えました。
★県りんご果樹課 佐藤新吾 課長
「緊急的に改植や補植が必要な被害樹は、県の算定では普通台樹で11万2,000本程度。わい性台樹で3万8,000本程度の計15万本程度と推定しています」
★自民党 三橋一三 議員
「ということは例年に比べると、やはり1.5倍ぐらいの苗木が必要になると」
県が苗木業者に聞き取りしたところ、いつもの年は、およそ29万本の苗木を生産しています。
県の算定では、雪害による植え替えで、さらに15万本ほどの苗木が必要としています。
このため県は、全国の苗木業者の在庫状況を調べ、農家に情報提供するなど対策を進めます。
また被害額も確定し、203億円と過去最悪となりました。
被害面積5,887ヘクタールは、県全体の栽培面積のうち29%にあたります。
県の試算では、収穫量は2万1,657トンの減収となる見込みで、販売額への影響は52億円に上ります。
一方、成育不足となっている陸奥湾ホタテについて、先月の半成貝の水揚げは594トンでした。
去年の同じ時期の34%にとどまり、記録的な不漁が続いています。
(05/21 19:55 青森放送)
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