■【山口天気 夕刊9/10】秋雨前線停滞…山口県は11日(木)も午後ほど天気不安定に注意 3連休で再び雨量まとまるタイミングも(山口県)
●きょう10日(水)午前は一時非常に激しい雨 徳佐は1時間雨量が観測史上最大も
●秋雨前線は西日本で停滞 あす11日(木)は午後中心に天気不安定
●3連休にかけて前線北上のあと南下 連休中で再び雨量まとまる可能性も
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きょう10日(水)は激しい雨や雷の音に一時、緊張感が高まりました。
対馬海峡から南下する秋雨前線の影響で、今朝は県中部から東部にかけて、そして昼前にも県北部から中部の山間部中心に非常に活発な雨雲・雷雲が通過し、岩国では今朝は1時間48ミリ、また、徳佐で午前10時台に観測史上最大となる1時間77.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
午後は前線の雨雲は東や南に離れ、雨はいったん小康状態となりましたが、天気を不安定にさせる前線は、あす11日(木)にかけて西日本を横切る状態が続く見込みで、県内は引き続き天気はスッキリしません。
今夜〜あす11日(木)朝にかけては、県内ではにわか雨はありますが、前線のまとまった雨雲は九州や四国付近が中心とみられます。しかし、日中からは前線の雨雲が北へ広がりやすくなり、午後ほど再び雨雲が湧きあがる所も多くなるなど、降ったり止んだりの天気に。極端な激しい雨まではないものの、不安定な空模様は続きます。
そして、前線はその後、再び朝鮮半島付近まで北上したあと、3連休の間、日曜日頃に再び南下…県内は3連休にかけても連日ぐずつきやすい天気ですが、今朝のように前線が南の湿った空気をかき集めながら南下するタイミングでは、また前線の活動が活発になり、少々激しい雨となることもあるかもしれません。
この前線が南に下がってくるタイミングに特に注目しながら、今しばらく、安定しない空模様に十分気を付けて、お過ごし下さい。
今夜〜あす11日(木)午前は、雨は小康状態の所が多く、降ってもにわか雨が中心ですが、あす11日(木)午後から再び一段と天気不安定…局地的には急な激しい雨、雷などに注意が必要です。気温は昼頃までに30度くらいまで上がり、湿気が多く、かなりジメジメした暑さとなるでしょう。
身体にまとわりつくようなベタベタとした空気に包まれ、熱中症のリスクも高くなります。引き続き十分気を付けて過ごしましょう。
まだ当面は秋雨前線が停滞しやすく、度々急な雨や雷が起こりやすい不安定な空模様が続く日々…特に週末からの3連休は、日曜日頃を中心に前線の活動が強まって、再び雨量が多くなる心配もあります。しかし、ぐずつく天気の日々でも、まだまだ連日、体力を消耗する蒸し暑さが続くでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(09/10 19:09 山口放送)
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