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どうなる?!ガソリン価格…政府の補助制度がスタート 初日の様子は?(山口県)



物価高対策として、ガソリン価格の抑制に向けた政府による新たな補助制度が、22日始まりました。

ガソリンと軽油1リットル当たり10円を定額で支給するという今回の措置、新制度、初日を取材しました。

(高橋良アナ)
「周南市内のガソリンスタンドです。制度開始を受けまして、こちらのガソリンスタンドではきのうより5円下がり、レギュラー1リットルあたり172円となりました。皆さん、どのように受け止めているんでしょうか」

お客さん
「安くなるなら安くなる方が嬉しいです」
「嬉しいです。少し入れる量も増えたんで。まだ下がってほしいですよ。せめて130円ぐらい」

石油元売り各社に対する政府の補助金は、今年1月以降、レギュラーガソリン1リットル当たり185円となるよう支給されてきました。

こうした中、政府は、先月、物価高対策の新たな制度として、価格の目安を設けず、ガソリンと軽油1リットル当たり、定額で10円補助することを決定しました。

ただ、値下げ直前の買い控えや流通の混乱などを防ぐため、政府は店頭価格が段階的に下がるように補助金を調整しています。

具体的には、来週29日の全国平均の小売価格が5円下がるようにしていて、その後は、定額支援の10円になるまで、毎週1円下がるよう補助を追加するとしています。

(山田石油・西尾専務)
「補助金を10円入れていただいても、為替であったり、円安に動いたり、原油が上がったりするとですね、政府が思っているような10円下がることにはならないですし、場合によってはもっと値が上がっていく可能性もあるので、なかなか政府が思ったような結果が出るかどうかが分からない制度だなとは思っています」

(お客さん)
「子どもが4人もいるので、食費もかかるし、ガソリンも減りが早いのでガソリン代が少しでも安くなるとそれは本当に助かりますけど」
「お米とガソリン価格は毎日のことなので、安定してほしいというか、手が届かなくなったらどうしようかなと」

原油価格や為替の動向にもよりますが、新しい補助金が店頭価格に反映されるには2〜3週間かかるとしています。



(05/22 19:25 山口放送)

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