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県内の最低賃金979円の引き上げはどうなる 山口労働局が審議会に諮問 8月上旬に答申予定(山口県)



現在、979円となっている県内の最低賃金について審議が始まりました。

物価高や企業の経営状況などを踏まえ、どれだけ引き上げられるかが焦点となります。

県内の最低賃金を審議する山口地方最低賃金審議会は労働組合や経営団体の代表など15人が委員となっています。

14日、山口労働局の鈴木輝美局長が審議会に対して最低賃金改正に関して諮問しました。

現在の最低賃金は全国平均が1055円、県内は979円です。政府は2020年代に全国平均を1500円にするとの高い目標を掲げていて物価高や賃上げの流れの中でことしの引き上げ額が注目されます。

審議会では新たな最低賃金の発効日が例年10月1日になっていることを巡り、労働組合側が例年通りを求めたのに対し、経営者団体側は日付にこだわらない丁寧な審議を求めました。

(山口労働局 鈴木輝美局長)
「政府の方針にも配意して欲しいとお願いしているのでそういう方向で議論されると思うが」
「どこまで上がるかいまの段階で言及するのは難しい」

審議会では厚生労働省の「中央最低賃金審議会」が今後、示すことになる最低賃金の引き上げ額の「目安」などを参考にして審議し、例年通りだと8月上旬、労働局長に答申することになっています。

(07/14 19:36 山口放送)

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