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【山口天気 夕刊9/5】週末は9月とは思えない危険な暑さ! 運動会やお出かけは安全第一の行動を(山口県)



●週末は体温超えの危険な暑さ。入念な熱中症対策を
●来週はしばらくぐずつく天気。さらに厳しい蒸し暑さも続く
●週明けの8日(月)は「皆既月食」! 東部ほど3年ぶりの月食が見えるチャンス

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昨夜、西日本を中心に大雨をもたらした台風15号は、きょう5日(金)の未明に高知県に上陸。
その後、紀伊半島を通過し、この時間にかけて関東の東側へと進んでいます。



一方、きょう5日(金)の県内は台風からの湿った北風の影響で、午前を中心にところどころで活発な雨雲が流れ込む気まぐれな空模様となりました。
この時間にかけて日ざしもよく届き、日中の最高気温は周南で35.5度を観測。猛烈な暑さも復活しました。
台風が通過しても季節が動く気配はありません。
むしろこの週末は、さらにもう一段階暑さのレベルが上がります。



県内はあす6日(土)、あさって7日(日)とギラギラとした強烈な日ざしが届く予想で、広く最高気温が35度を超える猛暑日となりそうです。
特にあす6日(土)は山口市内と広瀬で最高気温が37度と、9月とは思えない体温を超えの非常に危険な暑さになると見込んでいます。
この週末、運動会を予定している学校もありますが、熱中症には厳重な警戒が必要です。
無理せず、直射日光をなるべく避けながら安全第一の行動を心がけて下さい。



週が変わると、徐々に大陸から前線が接近。湿った空気も流れ込むことで天気は下り坂となります。
しばらく雨が降ったり止んだりで、週末の日ざしが恋しくなるようなぐずついた空模様が、来週12日(金)頃まで続く見通しです。
ただ天気が崩れても最高気温は33度前後と、猛暑日一歩手前の厳しい蒸し暑さは続く見通しです。
体力もじわじわと奪われますが、しっかり体調を整えて、長引く真夏の暑さを健康的に乗り越えていきましょう。



一方、週が明けた8日(月)は「皆既月食」が控えています。

月食とは、太陽、地球、月が一直線に並び月が地球の影に入って満月が欠けていく現象です。

そして、この月が完全に地球の影の中に入ることを「皆既月食」と言います。
8日(月)は黄色い月ではなく、地球の影に隠れた、ぼんやりと赤黒い月を見ることが出来ます。
前回の「皆既月食」が2022年の11月8日なので、およそ3年ぶりの「皆既月食」です。



来週8日(月)、南西の空で午前2時半に月が欠け始め、午前3時53分まで「皆既月食」を見ることが出来ます。
最も綺麗な月食は3時12分ごろとなりそうです。



当日の空模様ですが、西部や北部を中心に雨雲が広がりやすく、月食を見ることは難しくなりそうです。ただ東部ほど晴れ間があり、 柳井や岩国では見えるチャンスが出てくると見込んでいます。
いつもと違う幻想的なお月様、是非晴れることを祈りながら楽しんでいたければと思います。



あす6日(土)県内は高気圧に覆われて、朝からギラギラの太陽が主役の空模様。夕立の心配も少なく、一日晴天が続くと見込んでいます。
突き刺さるような日ざしで、日中の最高気温は37度と、平熱を上回る危険な暑さに警戒が必要です。
今のところ熱中症警戒アラートは発表されていませんが、予防は一層入念に行って下さい。



あさって7日(日)も日中はしっかりと日ざしが届き、広く猛烈な暑さとなりそうです。
午後は局地的に雨雲が発達しやすく、ところどころで夕立の心配があります。
来週は前線の接近や、湿った空気の流れ込みで、ぐずつく日が多くなる予想です。
日ざしは控えめですが、最高気温は軽く30度を超え、真夏のような蒸し暑さはまだ当分続く見通しです。

(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)

(09/05 19:35 山口放送)

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