■【山口天気 夕刊5/16】九州南部地方で梅雨入り…山口県は土曜朝まで強雨注意も その後は大きな崩れなしの週末に 来週にかけて一段と蒸し暑さアップ(山口県)
●九州南部地方で梅雨入り 沖縄より先に梅雨入りは49年ぶり
●前線上の低気圧の通過で 県内は17日(土)朝にかけて一時強雨注意
●土曜日中からしばらく大きな崩れはなさそう 来週にかけて一段と蒸し暑さアップへ
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きょう16日(金)、鹿児島地方気象台は九州南部地方の梅雨入りを発表しました。沖縄より先に梅雨入りしたのは49年ぶり…ほぼ半世紀ぶり、という、異例の雨のシーズンスタートとなりました。
今年は日本の南の太平洋高気圧が例年より早く北に張り出していて、西から伸びてきた前線がしばらく九州南部付近に停滞し、九州南部は今後、度々激しい雨も見込まれることで、異例の南西諸島より先に梅雨入り、という判断になった模様です。
そして、前線上の低気圧が、これから西日本を通過します。その低気圧に伴うまとまった雨雲が、きょう16日(金)夕方前から県内にも流れ込み始めていますが、このあと、あす17日(土)未明〜朝にかけて低気圧が西日本を通過する影響で、県内でも一時、梅雨を彷彿させる本降りの雨となってきそうです。
ただ、あす17日(土)日中はまとまった雨雲は東に去り、県内の雨は次第に止んでくる見込み。雨雲の通り道は、前線が停滞する九州南部付近となってきます。
あさって18日(日)も、九州、四国方面は雨雲が次々通過していきそうですが、当初の予想より、県内に雨雲が届くかどうかは微妙な雰囲気に…降っても、にわか雨程度にとどまり、むしろ降らずに空が明るくなる可能性の方が高まってきました。
ひとまず県内では、まだすぐ梅雨入り、ということはなさそうですし、この週末に各地で予定されている運動会も、何とか開催できるタイミングも多そうな状況です。
一方で雨が降らなければ、空気は一段とムシムシしてきます。また、来週にかけても当初に見込んでいたよりは前線は少し南に離れ、県内は晴れ間が出るタイミングが多い見通しとなってきています。ただし、晴れ間が出るほど気温がぐんと上がりやすくなることに注意が必要です。厳しい蒸し暑さへの対策もしっかり心掛けて過ごしましょう。
県内は今夜〜あす17日(土)朝にかけては、雨が少々激しく降ったり、風も強まる心配がありますが、朝9時頃にはほぼ雨は止む見込みで、その後、午後ほど雲は多めながら少し日が差す明るい空も戻ってきそうです。
多少でも日が差すと、最高気温は25度以上の「夏日」となる所が多いでしょう。雨上がりからは蒸し暑さが増してきます。
日曜日は雲多めながら大きな崩れはなさそうな雰囲気に。そして来週にかけて、しばらく曇ったり晴れたりの日々で、前線の動き次第で少しにわか雨の可能性もある一方、日が差す時間が長ければ蒸し暑さも厳しくなっていきそうです。来週後半は最高気温が30度に迫る日もある、と見込んでいます。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(05/16 18:29 山口放送)
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