■【山口天気 夕刊9/2】あす3日(水)も引き続き「猛暑」と「天気不安定」 南の海からは「熱帯低気圧」がじわり北上(山口県)
●あす3日(水)も曇ったり晴れたり 蒸し暑さが増すほど急な雨雲発達も
●日本の南から熱帯低気圧北上 4日(木)は本州の太平洋側に活発な雨雲が迫る
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きょう2日(火)の県内は、若干雲が目立つタイミングや、時折、細かい雨雲が湧きあがった所もありました。県内の周辺では、より活発な雨雲が湧き上がった所もあり、引き続き大気の状態は不安定です。
つい数日前は西日本にまで大きく勢力を広げていた高気圧が東へ引っ込んで、日本海に伸びる前線に向かって南からの湿った空気の通り道に、九州から県内付近が入ってきています。
県内は、この湿った空気の流れ込みが続くことで、あす3日(水)にかけても曇ったり多少晴れたり、蒸し暑さが増すほど局地的に急に雨雲も湧きあがる、不安定な空模様に引き続き注意が必要です。
また、気象衛星による雲の様子で、もう少し南のエリアに注目すると、日本の南で雲がより大きくまとまっている所があります。
このエリアで発生する熱帯低気圧が、あす3日(水)にかけては徐々に北上してくる見込みです。
そして熱帯低気圧の活発な雨雲が、4日(木)頃は九州や四国、本州の太平洋側に迫ってくるおそれがあります。
県内は今のところ、九州や四国の山が壁となることで、天気不安定のにわか雨はあっても、まとまった雨の雰囲気まではない、と見込んでいますが、先日、九州のすぐそばで発生、そしてすぐ上陸した台風12号の例もあり、熱帯低気圧が急に発達した場合は予想以上に空模様が悪化する可能性もないとは言えません。最新の情報に注意しながら、台風シーズンへの日頃の備えも確認しておくと良いかと思います。
あす3日(水)も引き続き、曇ったり晴れたりの空。最高気温は33度前後〜所々35度に届く猛暑日、と蒸し暑さが厳しくなり、その蒸し暑さが増すほど、午後中心に急に雨雲が湧きあがりやすい、不安定な空模様への注意も必要です。
あす3日(水)も、まだまだ真夏そのもの、と言っても過言ではない、危険な蒸し暑さの所が多くなります。入念な暑さ対策を続けましょう。
週末頃までは、まだ連日、最高気温は35度くらいの日々…と猛暑は止まらず。また、曇ったり晴れたり、急なにわか雨・雷雨も心配な不安定な空模様も、同じく週末にかけて続くでしょう。
来週は今週より湿った空気や前線の影響を受けやすく、天気がぐずつくことが多くなりそうですが、猛暑日まではなくても、まだまだ蒸し暑い日々は続きそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(09/02 18:36 山口放送)
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