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【山口天気 夕刊5/15】梅雨のはしり…あす16日(金)夕方以降は雨傘活躍 週末は一時激しい雨も 1か月予報でも気になる見通しが…(山口県)



●「梅雨のはしり」始まる…あす16日(金)は夕方以降で本格的な雨に
●週末は土曜中心に一時激しい雨 日曜も降ったり止んだり続く
●1か月予報では、今後も晴れる日少なめ…「梅雨のはしり」が そのまま「梅雨本番」も!?
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きょう15日(木)の県内は、次第に大陸から帯状に伸びてきた前線の雲の中に入ってきました。



また、県内の西側に控える雲は厚みのある雲になっているほか、インドの東、ベンガル湾方面から熱帯の湿った空気が、前線の雲に送り込まれる様子も確認できます。
これは梅雨前線が発達する時に見られる空気の流れの特徴でもあり、この前線の雲による天気の崩れは、まさに梅雨のようになる、と言っても過言ではありません。
これから県内は「梅雨のはしり」となりますが、梅雨本番のような雨の降り方も心配されます。



あす16日(金)の県内は、西から近づく前線の影響で雲が厚みを増していき、朝も少しにわか雨はありますが、全般には夕方から本格的な雨に。夜遅い時間ほど少々雨脚が強まっていきそうです。



さらに、あさって17日(土)は度々活発な雨雲が流れ込んで、一時雨が激しく降ることも。日曜日は、活発な雨雲は九州や四国が中心となるものの、県内にも度々雨雲は広がり、雨が降ったり止んだりが続く週末になる、とみています。



また、気象台から1か月予報が発表されました。
それによると、この先、気温が高めであるとともに降水量が平年より多めで、日照時間が平年より少なめ…例年より晴れる日が少なく、雨も多めの見通し、となることで、目先、県内は「梅雨のはしり」のぐずつく天気ですが、もしかすると、梅雨のはしりが、そのまま「梅雨本番」になっていくかも、という可能性も少なからずある状況となってきています。
これを踏まえ、雨の季節に備える意識を、例年より早めに高めて、よりこまめに最新予報の確認など、心掛けて、お過ごし頂ければ、と思います。



あす16日(金)は朝で、わずかに通り雨の可能性がありますが、天気が大きく崩れ始めるのは、夕方…お帰りの頃、とみています。夜遅い時間ほど、次第に本降りにもなっていくでしょう。日中の気温は、きょう15日(木)よりはやや低めも、萩は25度に届く夏日、とみています。



土曜日は、未明から朝を中心に一時激しい雨となり、その後、日中も度々土砂降りとなる時間も。川の増水、道路の冠水などへの注意も必要となりそうです。
日曜日も、降り方は弱めながら降ったり止んだりで、ぐずつく天気が続く週末となるでしょう。
来週初めはいったん少し晴れ間も、その後は再び曇りがちで、前線の動きによって雨の心配もあるなど、天気はスッキリしません。しかし気温は高く、身体に堪える蒸し暑さの日は多くなる、と見込んでいます。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)


(05/15 19:09 山口放送)

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