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萩市むつみ地区の群発地震は1400回を超える 政府地震調査員会で意見交換「人間の活動には全く影響がありません」流体が移動の可能性を指摘(山口県)



萩市むつみ地区の群発地震。2月以降、観測された微弱な地震は実に1400回、ついに政府の地震調査委員会で意見が交わされました。

(地震調査委員会 平田直委員長)
「人間の活動には全く影響がありません」
「普通だったら評価文には書かないんですがあえて書いた理由はSNSなどでも話題になっているしどういうことかと皆さんが心配になるといけないので我々が知っていることをきちんと記載することにした」

昨夜の会見でこう話した平田委員長…。
きのう開かれた政府の地震調査委員会でむつみ地区の群発地震について意見交換したといいます。

萩市むつみ地区ではことし2月以降、人が感じることができない微弱な地震が続いていて、地震調査委員会によりますとこれまでにマグニチュード0・5以上の地震がおよそ1400回発生しているといいます。

活動は深さ25キロから30キロ程度でまとまって継続していて最大規模はマグニチュード1・8、震度1以上は観測していないとしています。

(平田直委員長)
「人には感じないような微小地震活動は実は小さな地震は日本でしょっちゅう起きているが、 空間的に狭い領域で微小地震活動があることはあまりあることではない」

原因について平田委員長は、「流体が移動して地震活動が促進されている可能性がある」などとしていますが、「この活動がどうなるか正直わからない」と話しています。


(05/14 19:48 山口放送)

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