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約260年ぶりの寄港…山口・上関の室津港に朝鮮通信使復元船が到着 大阪・関西万博からの帰路に(山口県)



上関町に21日、朝鮮通信使船を復元した船が寄港しました。

上関で朝鮮通信使船を見ることが出来るのはおよそ260年ぶりです。

ゆっくりと、上関町の室津港に近づく朝鮮通信使船の復元船。

あいにくの雨でしたがその姿を一目見ようと港には多くの人が集まりました。

今回、大阪・関西万博での韓国ナショナルデーにあわせおよそ260年ぶりに通信使船での航路を再現、万博での役目を終え、韓国に帰る途中、寄港しました。

朝鮮通信使は室町時代から江戸時代にかけて朝鮮王国が派遣した使節団です。

釜山から対馬、瀬戸内海を経由し江戸まで航行していて上関には11回寄港した記録が残っています。

(訪れた人は)
「外から見るよりも中は広くて歴史を感じるなと思った」
「歴史町に生まれ育ったんで今後次の世代に伝えていきたいと思います」

(復元船を作ったホン・スンジェ博士)
「上関町はすごくきれいな美しい場所だと知っていたし実際に来てみて本当に素晴らしいところだなと思いました」

復元船は今朝9時ごろに室津港を出港、下関にも寄港し船内見学会や歓迎式典が行われます。

(05/22 16:28 山口放送)

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