■米軍岩国基地周辺の水から国の暫定目標値上回るPFASを検出〜市民団体が調査結果を発表(山口県)
人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」について。
アメリカ軍岩国基地周辺の水を調査した市民団体は基地に隣接する池で国の暫定目標値を超えるPFASが検出されたと発表しました。
市民団体=瀬戸内ネットは4月30日アメリカ軍岩国基地に隣接する遊水池で水を採取し東京の農民連食品分析センターに分析を依頼しました。
分析の結果、PFASのうち国が暫定目標値を定める「PFOA」と「PFOS」が1リットル当たり64.7ナノグラム検出されたということです。
国の暫定目標値は1リットルあたり50ナノグラムです。
瀬戸内ネットが去年10月に同じ場所で調査した際には暫定目標値のおよそ3.5倍のPFASが検出されていましたが今回はそれを大幅に下回りました。
県は今年度、県内全域で水質を調査する計画ですがことし2月に基地に隣接する池での調査は行わない方針を示しています。
(瀬戸内ネット 久米慶典共同代表)
「汚染源が特定されて初めて対策が取れるわけなのでまずは汚染源の特定をするべき」
アメリカ軍の施設では去年、横田基地が大雨によりPFASが外部に流れ出た可能性があると明らかにしていて国による立ち入り調査などが行われています。
(05/22 19:15 山口放送)
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