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山口県は慢性閉塞性肺疾患=COPDによる死亡率が全国で2番目 県医師会が禁煙など呼びかけ(山口県)



5月31日は「世界禁煙デー」です。

山口県は、タバコの煙が主な原因とされる慢性閉塞性肺疾患=COPDによる死亡率が全国で2番目に高くなっているとして県医師会は禁煙や早期発見・治療を呼びかけています。

(県医師会・國近尚美理事)
「(COPDの)認知率をさらに上げ、少しでも早期発見・早期治療に勧誘できるように考えている」

慢性閉塞性肺疾患=COPDは、気管支が狭くなったり肺胞の壁が壊れたりする病気です。

原因のおよそ9割はタバコの煙とされ、動いたときに息切れや咳・痰の症状がみられるほか、2023年は国内でおよそ1万7000人が亡くなっています。

なかでも山口県は、10万人あたりのCOPD死亡率が18.8人と全国平均の13.7人を上回り、徳島県に次いで全国で2番目に高くなっています。

(県医師会・加藤智栄会長)
「坂道を少し歩いたときに息切れなどが出る方は、年を取ったからとあきらめずに、医療機関を受診して呼吸器検査を受けてほしい」

県医師会は「治療の第一歩は禁煙」として、「世界禁煙デー」の5月31日から1週間、県内6施設で禁煙を啓発するイエローグリーンのライトアップを行います。


(05/16 12:00 山口放送)

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