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【台風15号】4日夜遅くにかけ県内最接近 相次ぐ九州付近での台風発生の理由は(熊本県)



九州の南に発生していた熱帯低気圧が、台風15号に変わりました。



台風15号は午後5時の時点で宮崎市の南東約30キロにあり、時速25キロで北へ進んでいます。4日夜遅くにかけて、県内に最も接近するとみられます。この先の雨や風の動きはどうなるでしょうか。

台風の進路に沿って雨雲も北上していく見込みです。日付が変わる頃には雨風のピークは越えますが、県内が台風の強風域を抜けるのは5日の明け方になるので、しばらくは注意が必要です。


県内で4日に予想される1時間の雨量(多い所)
■熊本地方、球磨地方…30ミリ
■阿蘇地方…40ミリ
■天草・芦北地方…20ミリ

熊本地方気象台は、4日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意するよう呼びかけています。

【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
最近は九州付近で熱帯低気圧が台風へと変わるケースが多いですよね。

(永島由菜キャスター)
8月の台風12号も、九州のそばで突然台風に変わった印象ですね。



(緒方太郎キャスター)
気象予報士の北島茂さんは、「海面水温の上昇」が背景にあるとしています。
最新の海面水温を見ると、九州の近くは30℃以上という異例の高さになっています。ことしは梅雨明けが早く、強い日差しに照らされたため、平年と比べると3℃前後高くなっているんです。そうなると九州付近で多くの水蒸気を含んで台風に変わるというわけです。



今後も海面水温の上昇でいきなり台風が発生する可能性があります。北島さんは「天気予報で熱帯低気圧と聞いたら、台風になるかもしれないという意識で備えをしてほしい」と呼びかけています。


(09/04 19:03 熊本県民テレビ)

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