■追突事故で複数負傷者など相次ぐトラブル 熊本市電に再び改善指示「前例がないと思っている」(熊本県)
今年3月に追突事故を起こすなどした熊本市電。国土交通省九州運輸局は18日、熊本市交通局に職員への教育や管理体制の構築を求める改善指示を行いました。
熊本市電をめぐっては、去年1月以降トラブルが相次いでいて、今年3月には市電の車両が追突事故が発生し複数の負傷者が出ました。
こうした「安全にかかわるトラブル」は去年1月以降に18件に上っています。
九州運輸局による改善指示は去年9月にも行われていました。
しかし、3月に追突事故が起きたことから九州運輸局が再び鉄道事業法に基づく保安監査を行いました。
その結果、前の車両との間が100メートル以内になった場合、後続車両は時速15キロに速度を落とさなければならないところ、その技術があるかどうかの確認がされないまま一部の運転士を運転業務に就かせていたケースなど新たに3点の問題が見つかったということです。
18日は九州運輸局の三木孝志鉄道部長が熊本市交通局の井芹和哉交通事業管理者に対し、運転士などへの教育や管理体制の構築を求める改善指示書を手渡しました。
■熊本市交通局・井芹和哉交通事業管理者
「(直近で2回の改善指示は)前例がないものと思っている」
九州運輸局は去年9月の改善指示を含めた改善策をの8月18日に報告するよう求めています。
(07/18 20:02 熊本県民テレビ)
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