■暑さが続く中「何よりありがたい」記録的大雨でエアコンが使えなくなった人を支援(熊本県)
猛烈な暑さが続く中、記録的大雨で被災した人たちのためにエアコンを設置する支援も行われています。
一般社団法人minoriの高木聡史さん。熊本地震や熊本豪雨では生活困窮者や被災者の支援を続け、8月の記録的大雨後は生活に困っている人からの相談を受けています。
記録的大雨から1週間後、高木さんが訪れたのは玉東町の公民館です。妻が管理人を務めることから、大保信二さんは40年以上この公民館で暮らしています。大雨で1階が浸水したほか室外機が水没。泥が入り込んでエアコンが使えなくなり、熱中症を恐れて近所の実家などで過ごしていました。
高木さんと共にエアコンの修理専門店で長年働いていたスタッフが中古品と交換し、数日ぶりに快適な風を感じることができました。
■大保信二さん
「(エアコンの)風がきました。やった〜!笑みが出ました、笑みが」
4日、高木さんたちが訪れたのは宇城市で一人暮らしをする70代の女性です。自宅は床下まで浸水し、当日は寝室でエアコンをつけて休んでいましたが翌朝、異音がしたため使用をやめ、別の部屋で3週間過ごしてきました。室外機が一部浸かったものの、高木さんたちが点検、清掃し、問題なく作動することが確認できました。
■女性
「辛くて、(いつも)寝るところでないと、同じ家でも(眠れなかった何よりも)。何よりもありがたい。本当に涙が出るくらいうれしい」
■一般社団法人minori 高木聡史さん(女性に)
「困りごとも言ってもらっていいですし、なんか気分が落ち込むとか、そんな話でもいい」
■一般社団法人minori 高木聡史さん
「被災というのはフェーズを変えながら問題を重ねていくので、信頼を早くつくって介入できれば」
高木さんは記録的大雨の後、これまでに約20件対応したそうです。高木さんは、困りごとがあればまずは自治体やボランティアセンターに相談してほしいと話しています。
ところで、この記録的な大雨による被害を受け、24時間テレビチャリティー委員会が熊本県に義援金を贈ります。これまで皆さまからお預かりした寄付金の中から、災害復興に活用してもらうため、500万円を贈ることを決めたということです。
(09/05 18:57 熊本県民テレビ)
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