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八代市・小野泰輔新市長が初登庁「誇りに思えるようなまちに」大雨被災地視察も(熊本県)



八代市長選挙で現職を破り初当選した小野泰輔市長が4日、初登庁しました。記録的大雨からの復旧を第一に取り組むとした小野市長は、早速被災した地域を訪れ住民の話を聞きました。

4日朝、初登庁した小野泰輔新市長。市役所前に集まった市民や職員に出迎えられました。小野市長は元熊本県副知事で、8月31日の市長選で現職を大差で破り初当選しました。



就任式では幹部職員を前に8月の記録的大雨からの復旧を第一優先に取り組んだ上で、5年前の熊本豪雨で被災した坂本町の復興にも力を入れたいと述べました。

■八代市・小野泰輔市長
「きょうから新しい八代を、八代に住んでいるみなさんが誇りに思えるようなまちにぜひみなさんと一緒にしていきたいと思いますのでよろしくお願いします」



そして午後には8月の記録的大雨で土砂の流入など被害が大きかった興善寺町を訪れました。八代市では132棟が全壊または半壊となっていて、35人が今も避難生活を送っています。(4日午後3時時点)

小野市長が話を聞いたのは、築80年の自宅に住んでいた西本憲治さん(71)です。西本さんはボランティアの手を借りながら片付けをしているものの、なかなか進まない現状を訴えました。

■八代市・小野泰輔市長
「(災害ゴミの)分別ができる場所もあるがここは無理だと思う。出来るやり方に変えないといけない。早くしないと次のステップにいけない」

Qこの1か月はどうでしたか?
■被災した 西本憲治さん
「地獄。思い出すんです。うつろうつろとしていると不安なことが思い出される。70年80年の歴史がある誰か閉じ方を教えてくれないかなと」



視察を終えた小野市長は夕方からは災害対策本部の会議に出席。地域に合わせた柔軟な対応を進めていくよう指示しました。

(09/04 19:37 熊本県民テレビ)

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