■38万5000円の民芸タンスも「刑務作業品即売会」宇城市で10日まで開催(熊本県)
社会復帰や社会貢献を目的に刑務所で受刑者が行う刑務作業。そこで作られた品々を販売する即売会が、4日から宇城市で開かれています。イオンモール宇城で始まった刑務作業品の即売会。全国の刑務所から約500品目4000点以上が集まりました。
動物のイラストが描かれたコースターや、タンスなどの大型の家具。熊本県の伝統工芸品肥後象眼のアクセサリーなどジャンルや大きさもさまざまです。中でも注目されるのは。
■熊本刑務所・矯正処遇調整官
「熊本刑務所で製作している本革トートバックです」
全国の刑務所の製品開発コンクールで表彰を受けた本革のトートバッグ(2万4200円・税込)です。
■熊本刑務所・矯正処遇調整官
「カービング(彫刻)を施しています。柄を打ち込んでいるこれも全部手作業で受刑者が一つひとつ手で打ち込んでいる」
4日はオープン直後から多くの人が訪れました。
■机といすを購入した男性
「(孫も)喜ぶもう一人の孫にも買ったときに喜んで、小学校6年生なのにまだ使っている。品物は頑丈で値段も安い」
売り上げの一部は犯罪被害者の支援などにあてられるということです。
■熊本刑務所・矯正処遇調整官
「刑務所について興味関心を持っていただいて、再犯防止の取り組みもより関心を持っていただく即売会を通じてそういう思いに至ってほしい」
この即売会は9月10日まで開かれています。
即売会は10月9日からはイオン八代で、11月19日に県庁で来年1月にはイオンモール熊本で開催される予定です。
(09/04 20:01 熊本県民テレビ)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)