■コンカフェ従業員女性3人を30回以上刺す 店長の男に「懲役20年」求刑(熊本県)
飲食店従業員の女性3人を包丁で刺した罪に問われている店長の男の裁判員裁判で、検察側が懲役20年を求刑しました。
殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われているのは、熊本市中央区の飲食店店長、奈良公明被告(31)です。起訴状などによりますと、奈良被告は去年3月、熊本市中央区下通の自身が店長を務める飲食店内で従業員の女性3人の顔や首などを包丁で刺し、重傷を負わせた罪に問われています。
奈良被告はこれまでの裁判で起訴内容を認めていて、刑の重さが争点となっていました。検察側は10日、奈良被告が3人に退職したいと言われたことに腹を立て、計30回以上包丁で刺したことなどから強い殺意があったと指摘。「引き返す機会が十分ある中で行われた、一定の計画性を有する犯行」として懲役20年を求刑しました。
一方弁護側は奈良被告が事件前の9か月間ほとんど休みなく働くなど深刻な過労状態にあり、認知能力が著しく低下していたと主張。殺意の強さは一時的なものだったとして、情状酌量を求め懲役8年が相当だと述べました。
判決は17日に言い渡される予定です。
(09/10 18:29 熊本県民テレビ)
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