■「来てもらうだけでよか」過疎・高齢化が進む"買い物空白地"で移動販売が再開 球磨村(熊本県)
一般社団法人が解散した影響を受け終了していた球磨村の一部の地区の移動販売が、20日から再開されました。過疎地の"買い物空白地"解消の一歩です。
20日の球磨村大坂間地区。住民たちが車に集まっています。何があるのかというと。
■住民
「白和えですね〜」
■住民
「来てもらうだけでよかです」
球磨村の過疎化や高齢化が進む地区で、約2か月ぶりに移動販売が復活したのです。
人口約2600人で山間部も多い球磨村。村ではこれまで、過疎化や高齢化が進む地区で移動販売を続けてきましたが、販売を担っていた一般社団法人くまむら山村活性化協会が村からの業務委託を解除され、今年3月、解散手続きに入りました。
この影響で、協会が取り組んでいた食品や日用品の移動販売が終了し、村内5つの地区が買い物の"空白地"となっていました。
■高齢の女性
「もうだめだろうな、町に買いに行かないと(店が)ない。店が1軒あればいいけれど、1軒もないので買いに行けない」
そんな中、20日。
■永島由菜キャスター
「9世帯が暮らす球磨村の大坂間地区です。約2か月ぶりに移動販売が戻ってきました」
対応を検討していた村は、同じような事業を手がけるグリーンコープとYFサポートに依頼し、20日から段階的に移動販売を再開しました。
■地区の女性
Q何を買ったんですか?
「野菜やらお菓子やら。来てもらうだけでよかです」
■地区の女性
「(移動販売がないときは)不便だったですよね」
■地区の女性
「良かったですね。お米をもってきてもらえると助かる」
過疎地の買い物を支援する移動販売。今後、球磨村の6つの地区で、週に1回ずつ行われる予定です。
(05/20 19:36 熊本県民テレビ)
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