芸術の秋

2020年9月23日

「芸術の秋」と言う、ちょっとシャレた気分に浸ってみました。

この連休は、

山口県立美術館とクリエイティブスペース赤レンガへ。


まずは山口県立美術館のディスタンス展へ。


takahashi_200923_1


県美に所蔵している作品を6つのテーマに分けて展示しています。

スペースも、時間も、ゆったりじっくり見ることができました。

で、今回、新しい試みと言うタブレット解説が素晴らしい!

入口で専用のタブレットを受け取り、

作品の前の床にあるバーコードを読み込ませると、

学芸員が画面に現れて解説してくれるんです。

その解説を見聞きしながら、目の前の作品を見て...。

ギャラリートークを独占しているような感覚。

また、その学芸員の方々の解説が素晴らしい!

初心者向けすぎず、玄人向けすぎず、ちょうどよい塩梅の解説です。

二階の「香月泰男“私の”シベリアI」の作品も、

タブレット解説してありまして、

作品をより理解しながら鑑賞できました。


そして、2つ目、クリエイティブスペース赤レンガは、

「馬場良治展 月・雪・風-心に」。


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馬場良治さんは、長年、

国宝や重要文化財の色彩調査と復元に

取り組んでいらっしゃる国の選定保存技術保持者。

KRYの正月特番「平安の彩シリーズ」でも、

10年に渡ってその活動をご紹介させていただいた方です。


今回は、雪舟生誕600年関連事業として、

馬場良治さん渾身の水墨画21点が展示されています。

ナイアガラの滝を描いた「瀑」をはじめ、

どれも見入ってしまう作品ばかり。

月の静けさ、凛とした冷たい空気など

様々な自然の情景を堪能できます。

どれも素敵でじっくり見てしまうものばかりですが、

やはり、「奥入瀬雪景」シリーズはいつ見ても圧倒されます~。

ぜひ、馬場良治さんの水墨画を目の前で見て体感してください。


ちなみに、

県立美術館からクリエイティブスペース赤レンガまでは、

パークロードと一の坂川沿いを歩いて10分ちょっと。

秋の散策にいかがですか。

近くには素敵な喫茶店やお茶屋さん、お菓子屋さんもありますし。

亀山公園を通るのもお勧めです!




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