NO.108 もがせてぇぇ

2008年9月18日

収穫の秋。梨狩りに友人家族と出かけた。

行き先は、先日の熱血テレビの中継で福谷アナを『何も言えねぇ』と

うならせたほどの旨い梨がある長門峡梨組合。

チケットを買って案内されたのは組合長の梨園だった。



梨園に入るとお客さんがいっぱい、ゴザが斜面のあちこちに。

組合長も奥様もめちゃくちゃ気さくないい方だった。

僕らも空きスペースにゴザを敷きレッツ梨狩り!!

中継で福谷アナがやっていた梨を上に捻ると

もぎ易いというのを僕もやってみよう!!と

組合長にお薦めを訊いてみた。

すると組合長は『あれも美味い、これも食べ頃』と

次から次へと梨をもいで僕に渡していくではないか。

『僕ももいでみたいんですけど』なんて口を挟む余裕もなく

あっという間に6個渡された。



組合長がもいでくれた梨は幸水と二十世紀。

皆で食べる。やはり甘い&旨い&ジューシー、もぎたては違うね~。

子供もすりおろした梨をじゅるじゅる食べていた。

で、ようやく組合長がもいでくれた6個を食べ切り、

さぁもぐぞ!!と立ち上がろうとした瞬間

『この菊水はここじゃなきゃぁ、なかなか食べれんぞ』と

組合長がさらに4個もいで持ってきた...。

あぁぁ!!僕にももがせてくれぇぇ。

確かに組合長がもいだのは間違いなく旨い。

組合長は親切心で持ってきてくれている。

言うならば特別待遇に近いおもてなしなのだ。それには大感謝。

でも、当たろうがはずれようが自分でもいだものを

責任を持って食べるのも梨狩りの醍醐味ではなかろうか...。



その日は結局、僕は梨をもぐ事なく梨園を後にした。

今度こそ自分で梨を上に捻ってもぐのを楽しみに

次回、組合長に逢いに行こう。

組合長またお願いします!!




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