FAで考えてみた

2010年11月19日 カテゴリ:ワシでよければ

プロ野球はストーブリーグである。
今年は多士済々のように見えるが意外と大物がおらんとも言われる。
 
そんな中、今までいちどもFAに参戦してこなかった
広島東洋カープが横浜からFA宣言した内川内野手に交渉をした。
内川選手は送攻守そろった一流の内野手である。
戦力としては非常に魅力的なのは間違いない。
今のところソフトバンクとの競合らしい。
もちろんハマ残留もありうる。
そんなわけで広島ファンはにわかに浮き足立っているようである。
た~だ、よ~く冷静に考えてみよう。
 
はっきり言おう。ワシは内川選手はハマに残るべきである。
なぜか?
 
広島東洋カープと言う球団は、
未だにFA宣言しての残留を認めていない。
これはつまりFA制度自体を認めていないのと同じである。
FA制度を認めてもおらんのに、獲るのはOKなのか?
辻褄が合う話ではない。ワシには非常に身勝手に見えてならん。
内川選手との交渉に入る前に、球団として堂々と
「FA宣言しての残留を認める」宣言をすべきではないか。
宣言せず残留を決めた石原捕手が不憫じゃし、
宣言して残留する権利への戦いの末、
出て行かざるを得なかった金本選手の心中も思いやられる。
 
そして、仮にだね、内川選手が広島東洋カープに来たとしよう。
まずどこを守るのか?サードか?セカンドか?
サードはおそらく新外国人選手になることだろう。
ファーストには不動の4番栗原がいる。
今季無理やりサードにコンバートされて打撃に大きな支障をきたした。
だからファーストは譲れない。ショートは梵、セカンドは東出がおる。
サードに内川選手が入るとしたら新外国人選手は外野なのか?
一昨年内野もおぼつかない外国人選手が外野守って、
草野球以下の守備で笑いものだった。その二の舞をふむんか?
内川選手の打撃を優先させて、梵、東出を控えにまわすのか?
これは果たしてええことか?
ならば内川選手を外野にコンバートするのか?
それが前提になるなら内川選手が広島入りするとは思えない。
三顧の礼を持って迎えるのはいいが、結果を出した既存の
レギュラー陣をないがしろにするようなFA獲得は
全体の士気にかかわる。
 
そしてワシの考える最大の理由。
それは12球団2リーグ制存続のため、
ひいてはプロ野球人気を貶めないためにである。
まず、横浜ベイスターズの危機。
身売り問題もあって来期以降非常に不安定な様相のチームである。
戦力の低下は避けねばならぬ。
ただでさえ一部球団が金に物を言わせて一流選手をかき集めて
他チームの戦力低下を誘発し、戦力の不均衡著しいセリーグ。
その結果パリーグとの戦力差が大きくなって、
さらに試合の魅力を大きく損なっているのは否めないセリーグ。
権利は権利として尊重されるべきだが、
もう気付かねばならんぞセリーグ選手会長A君。
横浜の危機はセリーグの危機、
ひいては数年前一部有力オーナーらによって画策された
10球団1リーグ制に向かうことになる。
視聴率低迷にあえぎ将来が不安視されるプロ野球。
これを食い止める一里塚。それが今季のFAではないかと思う。
ゆえに今は、球界全体で横浜ベイスターズを守らなければならない。
内川選手もいろいろあろうけれど、ここは懸命な選択を望みたい。
 
最後に、外国人野手と抑え投手・・・ほんとに使えるのか?
ここ数年猜疑心に凝り固まったファンのひとりであるワシ。
来季こそは払拭して欲しいものである。