うどん隊

2010年02月17日 カテゴリ:ワシでよければ

昨今のグルメ情報ブームや、映画のヒットもあって、
讃岐うどんの人気は衰えを知らない。
郊外型の店もいろいろできているが、
ワシら一流有名人気アナウンサーが昔から足しげく通う
本格的手打ち讃岐うどん店が徳山にある。
うどんを日本に広めたことで有名な鎌倉時代の
高僧の名をとったみたいな名前の「K」。
かつてはワシらA級著名高好感度アナウンサーや
一流ハイセンス敏腕ディレクターどもは
「第1次うどん隊」(現「ビバオヤジ」ディレクターK川隊長以下数名)
を結成、毎日行列ができるその店に、
雨の降る日は1本の傘に3人ぐらい入り、
暑い日は日陰に寄り添い扇子であおぎ、
雪の日は傘子地蔵のようになり、
1日200食限定に並び、超旨いうどんに舌鼓を打った。
週2週3は当たり前。
多くのうどん通が、実際本場讃岐で食うより旨いと口をそろえる。
今はかつてほど頻繁に行けなくなったが、
定期的に行かないと体調が悪い。
 
そのうどんは、素材から水、打ち方、具にいたるまで
徹底的にこだわっている。
そんなこだわりの大将、見た目は内田勘太郎(ex憂歌団)。
インドの山奥ではなく讃岐で修業し、
ふるさと山口で開業した苦労人である。
同じビルの階下がライブハウスであることから、
そこにやってくるアーティストや周南でロケのある芸能人も
必ずといっていいほどあくる日のランチの行列に並んでいる。
「太陽にほえろ」の「チョーさん」こと下川辰平氏も
張り込みの途中みたいにうどんをすすっていたことがある。
 
そんなこだわりぬいた内田勘太郎大将が、
長い間研究に研究を重ね、ついに通販で自宅で食べても、
店内打ち立てと遜色のないクオリティーのうどんセットの開発に
成功し、ネット販売を始めた。
周南発の讃岐うどん。むちゃくちゃ痛快ではないか。
 
これは全国に知らしめる必要がある。
そうじゃ。芸能界からも火をつけなければならん。
そう思い、ワシが連絡の取れる数少ない芸能人のうち、
芸能界有数の大食漢、山口を良く知る口数の多い芸人の
ある男に目をつけた。
そう田布施町出身の松村邦洋氏である。早速1セット送ってみた。
「しょうゆうどんにしたら簡単でいいよ」
「出汁しょうゆはちょっとずつかけて」
「かけすぎると非常ににからいよ」
など諸注意を書き添えた。
だいたい漬物にかける程度の量をちょっとずつかけるのが、
しょうゆうどんの常識である。
 
数日して松村氏から電話が鳴った。
「どうもお、松村っすう。ほんとにいどうもお、
 ありがとうございますう。あのうどんですねえ、
 すうごいいおいしかったですねえ、はいい。
 初めての味でびっくりしましたあ、はいい。
 徳山にこんな店あるんですねえ、ええ。
 とりあえず半分食べましたあ、はいい。」
「そりゃよかったわ。自分で茹でて作ったん?」
「はいい自分でですねえ、はいい。」
「しょうゆは・・・」
「はいい、ちょっとですねえ、
 からかったっていうかですねええ・・・はいい。」
「へ?どのくらいかけたん?」
「はいい、あのお少しでいいと書かれてたもんですからあ、
 付いてたビンの半分くらいですかねえ、はいい。」
「・・・・・・」
そうです。とんっでもないかけすぎです。
添付のしょうゆは一瓶200ccくらいはある。
そうか「少しでいい」→「半分くらいでいい」、
「麺半分」→「しょうゆも半分」との解釈になったらしい。
もちっと丁寧に説明しとけばよかった。 
残りはしょうゆの量を勘案してくれるとは思うが、
番組なんかで「山口のうどんはからい」と吹聴してくれないよう
祈るばかりである。
 
さらに徳山発の讃岐うどんが全国に知れ渡るのを祈る。