2009年6月 アーカイブ

アホやけえ高いとこにあがってみた

2009年6月30日 カテゴリ:ワシでよければ

雨が降る降るといいながらピーカンに近い天気だったので、
日曜日に熊毛半島大星山に登ってきた。
もちろん歩いて上がったのではない。
ここには7基の発電用の風車がある。
国道188号線から良く見えるのでご存知の方の多かろう。
あんだけのもんが立ってて、ぐるんぐるん回っているのは
さぞ壮観じゃろ思うて一度行ってみたかったのじゃ。
資料によると、直径70mのブレードが高さ100mで回っとるそうな。
一基で1500kwの発電量。
ローターの向きを風に向けさせるよう制御されるだそうである。
これで年間380万kHz。1200世帯の消費量に相当するらしい。
現地にも説明が書いてあった。
watanabe_090630_1.jpg
  
予想通り真下に行くと、ブレードの回転する音が
「ぶおん、、、、ぶおん」と言っておった。
当日風速2.5mであのでかいのがこの回り方だから、
相当回転効率が高いのだな。
なんだかちと怖い。飛んでいくんとちがうかみたいな迫力である。
それにワシの高所恐怖症の特徴であるが、
高いとこでさらに高いものを見上げるとさらに怖い。
股間がすぅ~~~っとする。
ワシの場合高いとこから下を見るのはさほど怖くない。
但し、高いとこで更に高いとこを見る、
視線を上に向けるのが非常に怖いのである。
いや…やっぱし下を見るのも怖い。
なぜ怖さがまず股間にくるのかもわからないね。人体の神秘。
 
そんなこたあどうでもいい。
こんなええものならば山の上にどんどん立ててしまえば
いいようなもんだが、もちろんそうはいかんわな。
しかしエネルギーとして風力は有望なものであるからして、
許せる範囲で風車作ったり、ソーラーパネル作ったりしたら、
地球にやさしいのではないか。
 
それはそうとね、山の上の何と眺めがええこと。
watanabe_090630_2.jpg
  
こういう眺めはぜ~んぜん怖くない。

ムシ暑い世の中を考えてみた

2009年6月26日 カテゴリ:ワシでよければ

梅雨の合間とはいえ昼間は暑すぎる。
自宅では一切エアコンをかけない生活をしているにもかかわらず、
仕事中は暑い。仕事中だから暑いのかもしれん。
 
世の中も暑苦しい。
衆議院解散総選挙。
そのまえに自民党総裁選?内閣改造?三役入れ替え?
東京都議選の後でないとダメ?そんなの関係ない?
西松問題?説明なし?与党にもおる?
迂回献金?適正に処理?ようわからん。
ほんまにうっとおしい。
 
国民生活に直結する問題に対処するためなのか、
自分とこの党が有利に選挙できるためなのか?
いつどうしたらワシらのためになるのか、
ワシらにはさっぱりわからん。
一番の当事者は、議員さんではなく国民なのだが。
 
マジで暑苦しい。
「クールビズ」での閣議の映像見ても全然「クール」に見えん。
ぜんぜんさわやかじゃない。
まあこの人らに「さわやかさ」など求めてないけど。
 
ただ選挙があるなら少しでも涼やかな風を持った人に
投票したいものである。
そんな人が立候補していればの話だが。
 
おそらくこんなクソ暑い中での選挙になるのだろうが、
みなさん絶対投票には行きましょう。
でないともう全然「涼しく」ならんで。
 
 
今日からプロ野球もレギュラーシーズンに戻る。祭りの後みたいじゃ。
いきなり3位争奪の中日戦じゃ。
交流戦で、ルイス、大竹、前田健太、斎藤の4人しか
先発使わなかったけえ、小松も青木も先発に回しづらいじゃろうが。
がんばれ喜田剛。フィリップスに負けるな。
 
しかし暑い。 

水沼の21球

2009年6月18日 カテゴリ:ワシでよければ

1979年11月4日、大学3年のワシはその日
京都百万遍交差点にほど近い、親しい京大生N氏の彼女である
Hさんの下宿にいた。もちろんN氏も一緒である。
大阪球場での日本シリーズ広島対近鉄第7戦を
テレビで観るためである。
N氏は強烈な近鉄ファン。
なのになぜN氏の彼女の下宿でテレビを観たのかというと、
食いもん飲みもんがあって、ワシのようにかわいい年下の学生は
優しくしてもらえるのと、
となりに密かに憬れていたMさんが住んでいたからである。
Mさんは北海道出身で黒いロングヘアーで
ハイライ●を実にカッコ良く吸う神秘的な女性であった。
時々おじゃましていたが、残念ながらそれ以上何もなかった。
ていうか手が出せないオーラがあった。

そんなことはどうでもいいのだが、とにかく日本シリーズ第7戦、
この試合に勝てば双方とも初の日本一に輝くという大事な一戦。
広島山根、近鉄鈴木の先発で始まった試合、
中盤までのシーソーゲームも4:3で、
広島は7回からは守護神江夏豊を早くもマウンドに送った。
そして球史に残るあの9回裏。近鉄先頭の羽田がヒットで出塁、
代走藤瀬。続くアーノルドの打席。藤瀬が盗塁、
広島捕手水沼の送球はわずかにそれて藤瀬は3塁に到達。
N先輩は「おらおら、これでわからんど!」とテンションが上がる。
アーノルド四球。代走吹石。女優吹石一恵の父親である。
つづく平野の打席。吹石盗塁。三塁ランナーのホームインを警戒して
捕手水沼は送球せず。ノーアウト2,3塁。
一打サヨナラの大ピンチである。N先輩のボルテージが上がる。
「ぐわっはっはっは。これで決まりじゃ。」
一塁があいたことで、平野を敬遠して満塁策。
しかしノーアウト満塁である。
つづくバッター佐々木恭介。のちの近鉄監督である。
観るほうにも力が入る。佐々木恭介空振り三振でようやくワンアウト。
まだN先輩はややおとなしくなるも逆転勝利を信じている。
そして続くバッター石渡。一球目ストライクのあとの2球目。
3塁走者藤瀬がスタート、石渡バントの構え、スクイズだ。
江夏は咄嗟にボールをウエストさせ捕手水沼は立ち上がり
これを捕球、本塁に突っ込んできた藤瀬にタッチアウト。
これでピンチの目を摘んだ広島バッテリー、
その後石渡を三振に取り、スリーアウト試合終了。
広島は初の日本一に輝くのである。
 
狂喜乱舞する渡辺、肩を落とすN先輩。
その後人格者N先輩のおごりでお祝いの中華丼
(味噌汁付かないがスープ&餃子付)を食いに行ったのである。
 
さてこれがいわゆる「江夏の21球」と渡辺の当日午後の顛末である。
21球とは9回裏に江夏氏が投げた全球数だ。

ただ私は思っていた。この9回裏の戦いを
江夏氏の投球だけで語っていいものか。ずっと思い続けていた。
江夏氏のマウンドでの心理や作戦を中心に語られたことは
書籍やテレビなどで何度も語られてきた。
反面江夏の球を受け続けた捕手水沼四郎氏の側から見たドラマは
一度も語られることはなかった。
あの個性派投手の手綱を操ったのは
ほかならぬ捕手の水沼四郎氏である。
マスク越しの21球が語られてしかるべきではないか。
ノーサインでどんな変化球も独自の観察眼と
捕球力でキャッチしてきた不世出の捕手。
 
実は水沼氏とは2001年山口きらら博において一度お会いしたが、
ゆっくり訊けなかった。ところが今年水沼氏は
「江夏の21球をリードした男」という本を出された。
縁は大事にせんといけん。
さる筋から「水沼さんが来られるから一緒に飯でも食いませんか?」
とお誘いを頂いた。お断りするわけがなかろう。
というわけで周南市内の焼き鳥屋さんにおいて、
今度はゆっくり、その当時のお話をはじめ、
今のカープにいたるまでいろんな話を聞かせた下さった。
実に温厚で紳士で、見るからに誠実そのもののお人柄である。
初の日本一に王手をかけるも一打サヨナラ負けになる可能性もある
日本シリーズ最終戦で、これまた球界一個性的なストッパーを
リードする、その極限の緊張感を味わった人である。
あれから30年がたっているとはいえ一言一言に説得力がある。
わしら、あの場にいた十数人全員が野球少年に戻っていた。
 
あの場を作っていただいた世話人様この場を借りて、
本当にありがとうございました。
そしてもちろん、わしら素人の質問に嫌な顔一つされず
お話いただいた水沼四郎さん、本当にありがとうござしました。
 
写真撮らせていただいたのですが、ワシだらしない顔ですいません。
watanabe_090618.jpg