黒いオニイサン

2008年8月29日 カテゴリ:ワシでよければ

まだまだ蒸し暑い日が続くようである。オリンピックも終わり、
プロ野球ペナントレースもいよいよ大詰めである。
広島の元安川にほど近い我が聖地も
あと十数試合でその役目を終える。
時効だから言うけど、かつてウエスタンリーグの試合にもぐりこみ、
敵チームのバスを取り囲み、上品なヤジを飛ばした、
青い芝のグラウンドが、まもなく夢のあととなろうとしている。
 
思えば、今から二十ウン年前、高校は卒業済みだが
大学に入ってない状態の頃、ワシは広島で暮らしていた。
光町の丘の上からチャリンコで、本通りをすり抜け、
並木通りを全開で下り、富士見町の某予備校に通学していた。
ちなみに予備校生というのは公共交通機関など一部を除いて
学生扱いではない。割引が効かないのである。
映画館や娯楽施設は普通の大人料金で
入場しないければならなかった。それに気付いたのは
広島○○○ー座という、まあその大人の行く劇場に入る時だった。
 
そんなこたあどうでもいいのだが、そんなある日、
舟入に住んでいた現在兵庫県警の警部をしている同級生と
聖地にて待ち合わせをした時の話。
15時に信号付近という約束でワシが付いたのが14時50分頃。
しかしその玄関前の広場は試合がない日にもかかわらず、
十数人の男たちがたむろしていた。
「空気が違う」瞬間的にそう感じた。
明らかにサラリーマンでも学生さんでも公務員でもない、
黒を基調にしたいでたちの方が大半の、
一般とは違う世界の人たちだ。
待ち合わせまで10分ある。ワシはチャリンコに跨ったまま、
視線を聖地とは逆のほうに向けて待っていた。
時間のたつのが遅い。こういうときこそ早よ来いっちゅうに。
3分も過ぎた頃だろうが、ワシがつい油断をしたのがいけなかった。
ついつい黒いオニイサンたちのほうに視線をやってしまった。
目は口ほどにものを言う。ワシは言った覚えはないのだが、
向こうは何かを感じたのだろう。視線の先には、
こちらに視線を送る一人の大柄なオニイサンがいた。目が合った。
それは瞬間的だった。アレはいつ頃だろうか、
幼い頃「いいものあげるからおいで」と親戚や親に
手招きをされて飛んでいった思い出。
その動作がこっちに向かってなされている。
大柄で人相のお世辞にも良くないオニイサンの手招き。
もう腹をくくるしかない。
目が合っただけやん。何にもしてないやん。
か弱い予備校生脅してどうするんや。
自問自答を繰り返してももう遅い。つづきは来週。
 
というわけで明日から24時間テレビである。
明日は夜7時くらいから
「アナウンサー持ち寄りお宝大オークション大会」をやります。
既にガラクタから高級品まで相当数の品物が持ち寄られている。
あるアナウンサーは「天井に吊ってある金魚提灯、
来週からなくてもいいですよね」と言い、
あるものは他人のデスクを徘徊し「これもらっていいスかね?」と言い、
またあるものはワシのカープスタジャンを持って
「これ出そーっと」とぬかす。なんてやつらだ。
まあいい。ちなみに仕切りはワシ。もう思うツボ。
当日はヒマなアナウンサー全員集合である。
同じくヒマなあなたはKRY山口放送本館ロビーにお集まりください。