退社のご挨拶

2011年12月28日 カテゴリ:読んでミヨ

「ニュースをしっかりお伝えできるアナウンサーになりたい」
10年前、面接で夢を語りました。
目標とは程遠いアナウンサーになりましたが、
今の私の方が自分自身とても居心地がいいです。
背伸びしていた私に、飾らず自分らしく
カメラの前に立てる環境を作って下さったのは社内の皆さん。
それを受け入れて下さったのは、
今こうしてブログを読んで下さっている皆さん。
何をやっても許されるではなく、
一生懸命の先にある一面を理解して下さることも知りました。


先日、新婚ダイビング旅行に出かけたのに、
ライセンスを忘れました。
囲碁をしようとモルディブまで碁盤を持参したのに、
碁石を忘れました。
変圧器ないままドライヤーを使ったら、火を噴きました。
開いた口が塞がらない旦那様を見るかぎり、
皆さんのような理解を得るにはまだ時間がかかりそうです。
でも、東京でたくさんの出会いの場を提供してくれます。
帰り道、泥酔した彼が呟いたのは「友達できた?」でした。
10年間山口で皆さんに可愛いがっていただき、
山口放送が大好きという私の気持ちを知っているからこそ、
いつもは口にしないけれど心配してくれているようです。
そんな優しい彼だからこそ、胸に飛び込めました。


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出社最終日、たくさんの方と握手しました。
その温もりが忘れられないうちは、まだまだ寂しさに浸ります。
温かすぎて辛さが増してしまいました。
ただ、見送りまでに片付けが終わらなかったのが私らしいですね。
逆に皆さんをお見送りしましたよ。
おかげで笑ってお別れできました。
直接お別れできなかった皆さん、
また何だかの形で発信できたらと思っています。


最後のニュース読みも噛みましたが、
試験で語ったアナウンサー像より愛していただいた自負があります。
幸せな10年間をありがとうございました。
皆さんもどうかお元気で、よいお年をお迎え下さい。


平成23年12月28日 脇田美代