2008年11月 アーカイブ

青春の置土産

2008年11月28日 カテゴリ:読んでミヨ

明日、国木田独歩・没後100年の特別番組が放送される。
 
タイトルは「青春の置土産」。
 
作家・国木田独歩は明治の文学に多くの足跡を残している。
青年期を山口で過ごした彼の人生は挫折だらけ、
だが美しい自然の中でひたむきに生きた青春があった。
 
私は番組のナレーションを担当するにあたり、小説を読んだ。
そして挫折した。
短編小説なのに長いのだ。
 
今回の番組では、独歩の作品を
写真で表現しているので分かりやすい。
小説の舞台を訪ねカメラにおさめたのは、
萩出身のカメラマン・下瀬信雄さん。
美しい自然をテーマに、独歩の世界に迫っている。
とても温かい目線で撮られた写真の数々、見る者を惹きこんでいく。
「青春の置土産」。
明日の午後5時からをお見逃しなく。
 
 
さて、今月は友人2人から「来年ママになります」という報告を受けた。
電話口から聞こえる弾んだ声、私まで幸せな気持ちになった。
青春時代を一緒に泣いて笑って過ごした仲間が、
次々に結婚して母になる。
青春の置土産・・・。
 
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明日の午後5時からをお見逃しなく。
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落語

2008年11月27日 カテゴリ:読んでミヨ

2年前、あの人気落語番組「笑点」の公開録画が山口であった。
会場進行という大役を仰せつかり、
前夜祭では落語家の皆さんとお話しする貴重な機会を得た。
 
しかし、当時の私は落語の知識が無に等しく
「囃(はやし)」と聞けば「林」の漢字しか浮かばない。
出演者も番組でお召しになっている着物の色でしか
認識できていない。
小遊三さんは青、楽太郎さんは紫といった具合。
 
ところが、前夜祭に着物で出席されるはずもなく
お洒落な私服で登場された皆さんを前に私は完全にテンパった。
落語界の重鎮と話す際に緊張はピークに達し、
 
「ウタマロさん」
 
・・・。
 
噛んでしまった。
あぁ、私のアナウンサー人生も終わった。
そう思われた時、
 
「歌丸です」
 
なんとネタで返して下さった。
涙がちょちょ切れるほど嬉しかった。
 
翌日、生「笑点」を舞台袖から見た時、それはそれは感動した。
前日の和やかな雰囲気はそのままに、粋なやりとりを次々と、
あっという間に会場を笑いの渦に巻き込んだ。
 
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あれから2年、
いつか皆さんの「囃」を聞きたいと思っていたら
絶好の機会が訪れた。
「博多・天神落語まつり」。
 
歌丸さんや楽太郎さんの古典落語を聞くと、
いつの間にやら話の登場人物が浮き立ってくるから不思議だ。
言葉が生きているのだ。
用語や振る舞いと併せて、
長い歴史の中で培われた落語の奥深さを知る。
 
楽太郎さんは、円楽襲名を2010年に控えていらっしゃる。
5代目で随分と大きくなったこの名を
受け継ぐ重圧はいかなるものか。
  
私は幸運にも公開録画の際、
休養から復帰されたばかりの円楽師匠にお会いできた。
決して自由に動くとはいえない体で、
名刺を差し出して下さった円楽師匠。
しかも「ご両親にも」と2枚。
そして、私の落語無知を知った上でおっしゃった。
「アナウンサーをされているなら、落語を好きになって下さい」。
美しい日本語が織り成す伝統芸能を多くの若者に触れてほしい、
言葉を扱う仕事をしているならなおさらのこと。
きっとそんな思いが込められていたのだろう。
円楽師匠、あの時のお言葉と名刺は一生の宝です。

美容を追求する会

2008年11月25日 カテゴリ:読んでミヨ

先週マラソンブログをせっせと書いている間に、
塚田ちんからバトンが回ってきた。
今年も開催された「美容を追求する会in韓国料理店」の話。
 
メンバーは毎日が早起き・塚田ちんと夜ニュースの顔・向田お姉様、
そして熱血人生4年の私。
 
 
「お店まで歩いて集合しよう」。
開催前、美を追求するために運動も!と私は提案した。
迎えた当日、寒空の下歩いてお店を目指した塚田ちん。
そんな約束をすっかり忘れてタクシーで到着した私。
「歩いてくるって言ったじゃん」
美を追求する前に、追及された。
 
「まぁまぁ、呑んで呑んで。」
温度差を埋めるべくお酒を勧めるが、酔わないんだこのお方。
お隣のお方も然り。
「マッコリはジュースだわ」
「韓国ビールはアルコール度数低いね」って。
貴方がたが強すぎだって。
 
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「朝鮮人参と高麗人参は同じ」。
サムゲタンを食べる際、私はこの事実を初めて知った。
酔った脳では記憶できないだろうと手帳に書き留めるも、
読み返すと「朝鮮=こうらいにんじん」になっていた。
国=人参はさすがにマズイ。
「わっきーはお茶にしなさい」。
いつものようにお子ちゃま扱いされ始める。
 
会は韓流の話で盛り上がるも、私の持ち駒は4人だけ。
ヨン様とイ・ビョンホンとチョン・ウソンとパクなんとか。
酔った頭ではこの4人すら怪しい。
2人の言うチョンさんとも一致しない。
「お茶にしなさい」。
またしてもお子ちゃま扱い。
大人しく、杏仁豆腐をいただくことにした。
 
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杏仁豆腐についても手帳に書いている。
「とうふの上がクコ」
いつ使うのか?この情報。
 
結局、手帳に残ったのは落書きに近いメモだけ。
でも楽しい夜の思い出は、ちゃんと心に残っている。
 
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マラソンゴール

2008年11月21日 カテゴリ:読んでミヨ

海峡の町・下関を駆け抜けた全国の市民ランナー、
それを陰で支えたボランティアスタッフ。
歴史に残る第1回市民マラソンが幕を閉じた。
 
何かを成し遂げた先にあるもの、
それを掴んだランナーの皆さんの顔は輝きに満ちていました。
 
「海に響くランナーたちの鼓動」
放送は23日(日)正午からの1時間です。
 
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私の初マラソンリポートは、
総合ディレクター曰く「笑いのスパイス」だそう。
感動巨編の中で、空回りしています。

マラソンスタート

2008年11月19日 カテゴリ:読んでミヨ

スタートまで1時間を切った、日曜朝8時。
緊張の面持ちの福谷アナと最終準備に取りかかるスタッフ。
 
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朝9時、号砲の合図とともに第1回下関海響マラソンが幕を開けた。
勢いよく駆け抜けていく先頭ランナー、
一方で最後尾のランナーは根気との戦い。
なんてったって、スタート地点に辿り着くまでに10分近くかかるのだ。
 
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私は10キロ地点に移動。
沿道の声援やボランティアの皆さんの声を拾う。
今大会はボランティアだけでも2000人が参加。
「全国のランナーに下関を好きになってほしい。」
皆さんの温かいおもてなし精神が、大会を支えていることを実感する。
 
そんな皆さんに触発され、私も給水のお手伝い。
水を注ごうとまさにコップを置いた瞬間、
 
!?
 
コップがなくなった。
ランナーが持ち去ってしまったのだ。
そして、遠くから聞こえる「水入ってない」の叫び。
頑張ってくださーい。
 
その後、リポーターの仕事を逸脱して運営スタッフと化していた私。
「何しよるん?」
知り合いのお医者さんが声をかけてこられた。
「あら、先生。」
白衣がジャージになっているので分からなかった。
病院仲間のペースメーカーとして参加したらしいが、
お仲間が見当たらない。
聞いてみると、「先に行かれてしもうた」とのこと。
先生っ、もはやペースメーカーじゃないし。
 
ランナーの皆さんと触れ合っていたら、後輩スタッフが呼びに来た。
「脇田さん、急いで下さい。移動です。」
来てくれるのがもう少し遅かったら、
我を忘れて完全に運営スタッフになっていた。
ランナーのそばで応援できる喜びを見出したのだ。
「ありがとう」「行ってきます」の言葉が耳に心地よかった。
 
福谷アナの姿も確認して、20キロ地点に移動。
カメラマンは移動中の車内からも、ランナーの走りをもれなく撮影。
今大会で最も難所と言われる上り坂も素早く移動。
 
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その頃、私は・・・。
「どうぞ、お気になさらぬよう。おいていってくだはぁい。」
約1キロにわたる上り坂と必死に戦っていた。
 
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下関海響マラソンがスタートして2時間が経過。
ゴールまで残り20キロ。
それにしても、お腹が空いたなぁ。
おっ、バナナ!?

マラソン前日

2008年11月17日 カテゴリ:読んでミヨ

土曜の正午、マラソンのスタート地点に立ってみる。
見上げた先には、下関のシンボルマーク・
海峡メッセ下関と海峡ゆめタワー。
青空も広がり、マラソンの開催を祝福しているかのようだ。
 
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スタッフ6人で、コースの下見に出た。
早くも10キロで息切れする面々。
「長い。」「吐きそう。」
ランナーの皆さんには申し訳ない。
車で走ってこの弱音だ。
 
さらに30キロ付近では、道に迷ってグルグルグルグル。
またしても「吐きそう」。
 
スタートから1時間が経過、この日が本番じゃなくて良かった。
先頭ランナーに抜かされる車として話題になるところだった。
おまけに雲行きまで怪しくなって、大粒の雨が降り出した。
美しいはずの海も荒れ始め、私はいつの間にやら船を漕ぎ始めた。
 
ドンブラコッコ~ドンブラコッコ~
 
隣にプロデューサー、後ろに総合プロデューサーが座られている中で
どうして寝ることが出来ようか!?
目覚めよ、私。
 
「いいよ。」
 
隣から、プロデューサーの囁き。
「怪物フランチェンのネタみたいやわぁ」
朦朧とする頭でぼんやり思っていたら、
 
ピピピピピピピピ♪
 
車内に電話が鳴り響いた。
下見班の遅い帰りを心配したスタッフからだ。
 
プロデューサーが説明する。
「道に迷ってし、いや、入念に下見をしていてね。」
バレバレだ。
 
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入念な下見から帰って、招待選手のトークショーに向かう。
楽しい時間を共有しましょうと呼びかける選手の皆さん。
市民マラソンの醍醐味だ。
 
選手の中で「わっきー」と呼んで下さるお方がいた。
元野球選手の宮本和知さんだ。
「宮本さん、ご結婚おめでとうございます。お若い奥様で%$#」
言葉を続けようとしたら、笑顔で叩かれた。
さすが名ピッチャー、抑えるところはビシッと。
 
無事に選手インタビューを終え、あとは翌日の本番を待つのみ。
しかし、平穏に1日は終わらない。
コンビニにて小銭バラ撒く事件が発生。
理由は明確、財布を逆さまにしてしまった。
よって、おつりよりはるかに多い小銭が飛び出した。
「明日は勘弁してよ。」
隣にいたスタッフは、疲れがドッと出たようだ。
 
「大丈夫ですって。入念に下見しましたから。」
あぁ、目覚めたら本番。頑張るぞ。

いよいよ今週末

2008年11月14日 カテゴリ:読んでミヨ

下関海響マラソンが明後日に迫った。
すでに頭の中はマラソンでいっぱい、
明日には下関入りして事前インタビューも行う。
そんな中、懸案事項がいくつかある。
 
まず、リポート班の移動。
交通規制の関係で車の移動が困難だと予想される。
ちょっと前までは「走って移動しかないね」と言われるたび、
「またぁー、冗談はよしこちゃん」と昭和な切り替しをしていた。
「よしこちゃん」のギャグも笑えないが、
走る案が現実味を増してきている今、ダブルで笑えなくなってきた。
 
あと、給水所のバナナリポートは相変わらず不明。
ランナーにバナナの味を聞けばいいのか?
バナナを渡すボランティアの方に聞くべきか?
バナナの皮で滑って転倒するランナーのフォローも必要か?
半月前と変わらない疑問。誰も教えてくれないのだ。
 
新聞で招待選手のデータを調べていたら、バナナの記事を目にした。
どうやら、1万本用意されるらしい。
さらに、給水所にはそうめんやあんぱんまで並ぶらしい。
長時間にわたるフルマラソンは、体力勝負であり栄養補給が大切。
そうだ、こうなったらバナナの皮を剥いて選手に差し出そう。
 
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7000人が参加するマラソンには、7000の目標とドラマがある。
1つでも多くを紹介できるよう頑張りたい。
 
日曜日はぜひ、沿道でランナーたちに熱い声援を送って下さい。
山口放送からは、福谷アナウンサーが初のフルマラソンに挑戦。
私は移動のために走っているか、バナナを食べていると思われます。
 
ランナーはじめ、大会に携わる全ての方、
皆さんの心に色濃く残る大会になりますように。

発見!!○○

2008年11月13日 カテゴリ:読んでミヨ

昨日の朝は、会社の敷地内を全力で走った。
健康のためじゃない、遅刻寸前だったのだ。
すると、着ていたポンチョが脱げた・・・
ようだが、気付かぬまま出社。
午後になって、落とし物の連絡を受けて我に返る。
 
「あっ、ポンチョ着てない!」
 
毛皮付きポンチョの第1発見者は女性の先輩。
駐車場に横たわる怪しげな物体が、
車に轢かれた動物に見えたらしく大層おびえたそうな。
ゴメンなさいね。
 
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健全な日常生活を送る人や仕事ができる人が持つ
優れた社会的能力のことを「人間力」と呼ぶ。
私にはその力が備わっていないが、
そういう方との出会いには恵まれる。
 
その一人が、日本画家の馬場良治さん。
文化財が建つ環境を大切にしながら、
調査・復元に情熱を注がれている。
京都大原三千院でお話しを伺うことができた。
 
明日は、そんな馬場さんの人間力に迫ります。
「発見!人間力 ~甦る平安の彩り~」
14日(金)朝9時55分~10時25分放送。
全国33局の放送日程はこちら
ぜひご覧下さい。

声優挑戦2

2008年11月12日 カテゴリ:読んでミヨ

映画「マイマイ新子と千年の魔法」の
脚本・監督を手がけられた片渕須直さん。
優しい語り口と温かいお人柄で、子供たちからも大人気だ。
 
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最初に声優挑戦したのは、川上聡生くん・10歳。
新幹線で「なむあみだー」と唱えていた彼。
 
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演技指導が入れば器用に応えていく。
どうしても上手くいかない台詞もあった。
子供や素人だからと妥協は許されない。
出来るまで何度も繰り返す。
10歳の私だったら絶対に泣きべそかいていた状況でも、
やんちゃで人懐っこい性格の彼は
 
「グゥゥゥ~(エド・はるみ風)」
 
とおどけては、心配する周囲を和ませる。
グゥゥゥ~じゃないから、とり直しなんだけどね(^^;
 
そして、彼はやり遂げた。
ひたむきに頑張った彼の姿を見て涙が出そうになった。
本番前夜に眠られなかったことを聞いていた。
小さい体に抱えきれないプレッシャーを感じていたんだろうな。
 
 
「続いて、脇田さん行きましょう。」
一瞬にして涙がひく。
 
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柔らかい雰囲気で生徒を包み込む先生役。
23歳の女性らしい繊細で切ない恋心を抱えているが、
私にとってこの恋愛場面を表現するのが難しい。
素のままでいいと言われ演じてみたら、監督が苦笑い。
「純粋な心でお願いします。怨念はいりません。」
なむあみだー。
 
 
続いて、純粋な心を持つ奥田風花ちゃん・13歳が登場。
川上くん同様、山口オーディション376名から選ばれた。
 
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夢は声優だけあって、透明感ある声に抜群の演技力。
風花ちゃんにはぜひ夢を叶えてほしいな。
 
 
モニターを見ながらの演技、
特に人物の口に合わせて話すのが難しい。
人物の口の開き具合で声のトーンを変えるのも難しい。
難しいだらけの声優挑戦だったが、本当に貴重な機会を頂いた。
 
製作会社エイベックス・エンタテインメントの皆さん、
マッドハウスの皆さんには大変お世話になりました。
丁寧にご指導頂いた片渕監督には、感謝の気持ちでいっぱいです。
映画1作にかける皆さんの熱い想いを知りました。
来年の公開が楽しみです。
 
 
収録の模様は、18日(火)の熱血テレビで放送。
おかげさまで、私も人間役デビューを果たしました。
ぜひご覧下さい!!

声優挑戦

2008年11月10日 カテゴリ:読んでミヨ

声優への道のりは遠かった。
まず収録場所が片道4時間半の東京。
「今から東京に出発、ドキドキです。」
密着取材のため出発駅からカメラが回る。
さらにカメラは、オーディションで選ばれた子供とご家族も待ち受ける。
収録を前に、現在の心境など突撃インタビューをするのだ。
新幹線口のターミナルで待つこと40分、
集合時間を過ぎても皆さんは現れない。
「遅いですね、ご家族。」
言っている私たちが遅かった。
突撃インタビューされると知らないご家族は、
在来線口からいらして既に改札口で待機されていたのだ。
前途多難な旅になりそうだ。
 
 
新幹線車内でウトウトしていたら、
 
「なむあみだーなむあみだーなむあみだーなむあみだー」
 
なんだ!?前方からお経が聞こえてきたぞ。
声の主はなんと、声優に挑戦する男の子。
台詞の練習をしていたらしい。
にしても、数ある台詞の中でなぜソレを選んだ!?
乗客の皆さんがビックリしていた。
 
 
東京に着いてからは、アニメ制作会社「マッドハウス」にお邪魔した。
“時をかける少女”など多くの名作を生み出している。
現在は“マイマイ新子と千年の魔法”の追い込み作業中。
7秒の間に300枚の絵が使われていると知りひっくり返った。
私は8ページにわたって台詞を頂いている。感動シーンもある。
作品に声を吹き込む事の重大さを感じずにはいられない。
その横で子供たちは監督に聞いていた。
 
「片渕監督はどんな作品を描いて大きくなられたんですか?」
 
「作品に魂を吹き込めばいいんですか?」
 
小学校低学年にしてこの発言。末恐ろしい。
 
 
アニメの制作現場を見た夜、ホテルに戻っても落ちつかない。
フロントに頼んでDVDプレイヤーを借り加湿器を借り
あっという間に深夜。
 
浅い眠りで、当日の朝を迎える。
重たいDVDプレイヤーを持ってチェックアウトに行ったら、
フロントの方が慌てていた。
「お部屋に置いて頂いて結構でしたのに。」
恐縮されたというより少し迷惑そう。
配線引きずっているは、リモコン忘れてくるわ、確かに有難迷惑な客だ。
おまけにチェックアウトを済ませた後、私の口からまさかの言葉。
「鍵をもう一度貸して下さい。クローゼットの服を全部忘れてきました。」
言わんこっちゃないね、DVDに気を取られ
コートを着ることすら忘れていた。
 
収録スタジオに向かうタクシーでは、
「本番は大丈夫なん?」我が社スタッフも心配そう。
「大丈夫。朝も猛練習しましたから。焼き付け刃じゃないんで。」
 
???
 
「付け焼き刃のこと?」
 
あっ、それそれ。
 
 
渋谷のスタジオに到着して子供たちとはしゃいだのが懐かしい。
長く険しい道のり、声優挑戦の幕開けだ。
 
つづく。
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音録り

2008年11月 6日 カテゴリ:読んでミヨ

「犬の声やってみる?」
 
キャラクター声に挑戦するようになったのは、
女性ディレクターのこの一言がきっかけ。
同時に、多難な日々を送ることとなる。
 
そもそも犬がしゃべるのを聞いたことがない。
(今でこそCMでしゃべる犬がいるが。)
アニメ犬なので可愛い声をイメージするも、
コメントの出だしが「行政では」だったりする。
県政番組に登場するので、お堅いのだ。
 
私が最初に出した声、それは高めで一定。
すると様々な場所から苦情が殺到した。
 
「犬が苦しそう。」
 
キーキーした音で聞きにくいらしい。
しかも声を出している自分が苦しいもんだから、
途中から地声に変わる。
犬=脇田の声とバレてしまう時点で失敗だ。
  
週1の出番が隔週や月1に減ってはいるが、
犬の声にも3年、おかげさまで現在も脇田犬は元気だ。
ご主人様に呼ばれるのを渋谷駅前で待っている。
 
 
キャラクターの声で歌うPRにも挑戦した。
キャラクターの声で「鬼のパンツ」の替え歌をうたう。
こりゃなかなか難しい。
音痴な私に発注したディレクターは、
音録り開始から3分で頭を抱えた。
最後には、
 
「元気があれば、何でもOK」
 
猪木ばりに励まされた。
CMが流れる時間は、
恐れ多くも夕方「リアルタイム」のニュース枠。
ニュースの合間に、
 
行こぉ~♪ 行こぉ~うぉ~♪
 
やや音の外れたメロディーが流れる。
 
「こら、恥ずかしいからやめなさい。」
 
自分が歌ったことを忘れて、注意する。
人前で歌う子をもつ親の心境だ。
 
 
技術もなければ上手くもないが、
その後もキャラクター声を担当する機会に恵まれる。
そんな私に、声優の話が舞い込んできた。
芥川賞作家・高樹のぶ子さんの原作をもとに描かれる
アニメ映画「マイマイ新子と千年の魔法」。
作品の中で登場する先生役を担当することになった。
1言ではない、数ページにわたる台詞。
監督に経験を聞かれたらどうしよう?
正直に言っていいのかな。
 
「人間は初めてです。」
 
なんのこっちゃ。
 
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週末は、東京の映画製作会社のスタジオで収録だ。
山口からは、オーディションで選ばれた男の子と女の子も出演。
頑張ってきます!!

11月本格始動

2008年11月 4日 カテゴリ:読んでミヨ

代打出演のラジKING、
メッセージテーマは「ILOVE○○」だった。
緊張気味の私を気遣って「わっきー」と送って下さった皆さま、
おかげで調子に乗れました!?
 
添えられた理由によると、カメラの前で試食を完食するところ。
麺を口から半分出して「美味しい」と力説するところ。
わたくしはそんなところが愛されているそうです。
この先どういう方向を目指すべきか?
 
「わっきーにとってLOVEは何でしょう?」
ディレクターと福谷アナが、
事前に街頭インタビューに繰り出していた。
私に興味があろうとなかろうと足をとめて答えて下さった皆さんに、
福谷アナは最後に言い放つ。
「残念。わっきーは、I LOVE MEでした」。
好感度を下げる企画か!?
 
そんな福谷アナが、生放送中に再三呼びかける。
「パソコンや携帯からライブカメラの映像をご覧下さい!」
そう、ラジオだがスタジオにカメラがあってライブ映像が見られるのだ。
前回の出演でこの事実を知った私、
今回は髪型もメイクも言動もカメラ対応。
アイラブミーだ。
 
しかし、番組終了後に衝撃の事実発覚!!
カメラが上向きすぎで、頭だけ写っていた。
そういえば「アイラブ○○」のメッセージに紛れて、
「カメラの向きがおかしい」といったメールが届いていた。
この場合の正しい書き方をご提案すると、
「I LOVE カメラ下向き」だ。
 
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番組終わりに福谷アナ、ネッツトヨタ山口・吉本さんと一緒に。
吉本さんは関西訛りで面白いお方、お名前がすでにお笑い向きだ。
谷本ディレクター、福谷アナ、吉本さん、お世話になりました。
 
 
さぁ今週もまた本業がスタート。
昨日県外の友人から電話があった。
 
「ポカポカ?元気?ハツラツ?だっけ?」
 
何が言いたいのか?
 
「あれ、太陽だったっけ?そんな名前の番組に出ているんだよね?」
 
出てないっ!!
 
熱血テレビ!!
 
でも、元気ハツラツ熱血テレビ!!
語呂はいいなぁ。
そして、皆さんをポカポカに照らす太陽になりたい。
今週も頑張りましょう。